アクアリストの皆さーん!今日も元気に水草の差し戻ししてますかー?
皆さんの素朴な悩みをその道のスペシャリストである「チャーム先生」にズバッと解決してもらいましょう。
CO2を添加したくない
CO2添加機器。そう、それはアクアリストに立ちはだかる最初の難関。この壁を超えると次の第二ステージへ進むことが出来るのは分かってはいるのですが、初級アクアリストの目には谷川岳一ノ倉沢にそびえ立つ衝立岩のように映るCO2添加機器。
初心者代表筆頭として、不肖黒デメキンが「CO2添加機器」の何がそんなに嫌なのかを語りますと
「なんかボンベが爆発しそう」
ボンベってさ、火とかに引火してさ爆発したりさ、すごい圧力がかかっているから一気に噴き出して粉々に飛び散って破片が顔面に刺さったりさ……という恐ろしい妄想思考回路の迷宮から出てこれなくなってしまうのですが、実際に中身はCO2(二酸化炭素)なので当然引火することもなく(何なら火は消える)、万が一中身が噴出したとしてもボンベ内の気圧が一気に下がる影響でボンベを素手で持っていたら軽い凍傷になるくらいではあります。知ってます。知ってても怖いんです。
「毎月のボンベ代がかかりそう」
これね。これ実際切実じゃないですか。まつエクと一緒で一回始めたら定期的に取れたまつエク足しに行かないといけない無限ループっていうかそんなイメージなんですよ。
実際に現在charmで販売中のLeaf CO2 ボンベ 74gが2022/12/3時点で1本587円。大体月2本ぐらい使うとして毎月1,200円弱。CO2の添加量次第ではもう少しボンベも持つので、ランニングコストを抑えられるような気も・・・。
「めんどい」
はい。これです。これなんですよ本当の心の声は。色々管をつなげて、調節して、メンテナンスして、ボンベ交換して……ただでさえフィルター周りの設置であたふたしているのにもう1回路作らないといけないなんてズボラな私には耐えられない。というのが本音ですかね。
しかし水草を育ててみたい。部屋にきれいな水草水槽を置いて、その美しい水槽を眺めながら月見酒ならぬ水見酒をしたい。なんとかCO2抜きでできんのか、と思うわけなんです。
さあ、チャーム先生に聞いてみましょう。
CO2添加大変そうでやりたくないんですけど、水草育ちますよね?
一応育つけど、なっからよいじゃねぇよ。
標準語訳)一応育ちますが、非常に大変です。
「枯らさない程度に維持する」のと「美しく育てる」のは違う
実際自然界でそうであるように、CO2の添加自体はなくても植物そのものの呼吸や空気中からの溶け込み、飼育魚の呼吸などからCO2が多少なりとも水中に供給されます。そのCO2が水草の育成には使われていますのでただ育成するだけならば育成可能な水草の種類は多いのです。
そうはいっても、ロタラインディカなどの赤系の水草を赤くしたり、水草の茎を太くしたり、葉をもりもり育てたかったりと水草本来の美しさを引き出すためにはCO2添加は必要といえるでしょう。
また、スターレンジ、トニナなど一般的に難種といわれる種類を育てる場合CO2添加は必須です。
ただ、アンブリアやハイグロフィラの仲間はCO2添加量が多いと間延びしてしまい、あまりきれいとはいえない姿になります。 他の草のCO2要求量の程度にもよりますが、このような種類の場合はCO2の添加量は抑えた方が、美しく育てることができます。
CO2の(比較的)不要な水草を選ぶ
それでもどうしてもCO2なしで水草をそこそこきれいに育てたい場合は、比較的CO2添加が不要な水草もあります。そういった種類から選ぶのが得策です。
全自動でCO2をセッティングしておく
タイマーと電磁弁を使ったてセッティングまでが高い高いハードルではあるのですが、1回セットさえしてしまえばあとは手間いらず!ボンベの中身がなくなったら交換するだけで、放っておくだけで水草がぐんぐん育ちます。
- CO2添加セットをつなぐ
- 電磁弁をタイマーで接続
- レギュレーター『開』、スピコンで流量調整を行う
この3ステップでOK!
タイマーが時間になると電磁弁を開け、最初に設定した量のCO2を添加してくれます。そして決められた時間になると電磁弁が閉じてCO2添加が止まります。
勿論タイマーに合わせて照明をつないでおくと、CO2添加と同時に照明点灯・CO2添加終了と同時に消灯という水草の光合成の管理が可能になります。
定期的な水換えや水草のトリミングなどのメンテナンスを除けば、日々の作業は魚の餌やりと水草への肥料添加のみ。管理がかなり楽になりますよ!
手間を減らしてCO2添加をしたい
だからもう機械なんて見たくもないし触りたくもないんです、という無理なんですガチ勢の皆様には、こんな便利な商品もあります。
CO2タブレットやCO2リキッドです。投げ入れるだけ。終わり。
細かい発生量の調整はできませんがもう入れるだけという潔さがわかりやすい商品です。
水草チャーム先生プロフィール
本日私が口寄せしたチャーム先生は、関東平野も途切れた群馬県の山沿い出身の生粋の水草アクアリスト先生です。charmの地元群馬に生まれ育ったワイルド個体。おばあちゃん子なので同年代の群馬県民よりも上州弁がきつめです。
好きな水草はエキノドルス オゼロット。
半ズボン率の高い永遠の水草少年。それが今日私の脳内に降りてきたチャーム先生です。
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