どうも、ほにゃらら sp.です。
コリドラスはざっくりと大別すると、「ショートノーズ」「セミロングノーズ」「ロングノーズ」「ラウンドノーズ」「ミニコリ系」「エレガンスタイプ」の6グループに分けることができます。
今回はこのうち、「ラウンドノーズ」についてまとめました。
ちょっぴり水質に敏感
「ラウンドノーズ」は丸みを帯びた口吻と、やや角ばった顔つきが特徴のコリドラスです。
ノーズ(口吻)に関してはショートノーズとよく似た形をしていますが、寄り先端が丸く寸詰まりな形状をしています。
コリドラスは一般に水質には敏感でなく丈夫といわれますが、ラウンドノーズ系に関しては最初だけ水質に敏感です。
水合わせの際は、点滴式の水合わせなどを活用し時間をかけて行いましょう。
一旦水に慣れてしまえば、他のコリドラスとさほど変わらず丈夫です。
▼こちらも参考
コリドラスと水質について解説した記事です。
ラウンドノーズ系のコリドラスは、こちらの記事でパターンCとして主に括り、その傾向を紹介しています。
臆病で食が細い
一般的なコリドラスに比べ、やや臆病な性格で食が細いのもこのグループの特徴です。
やや餌付きにくい傾向があり、他のコリドラスと同居しているとどうも遠慮がちになってしまう個体が一定数見られます。
他のコリドラスとの混泳は可能ですが、ラウンドノーズはラウンドノーズ同士で群れたがる傾向があるようです。
他のコリドラスとの混泳自体は問題ありません。
個体によってはそのまま入れても問題ないものもいます。
個体の性格次第で工夫が必要になる場合もあるといったところでしょう。
もし遠慮がちなふるまいを見せる個体の場合には、なるべくサイズをそろえたり、隠れ家を増やしたりすると良いでしょう。
お互いが暮らしやすい環境を整えることで、混泳が成功しやすくなるかと思います。

土管型シェルター
ラウンドノーズ系のみどころ
寸詰まりで短いノーズ
ラウンドノーズ系コリドラスは頭部がやや角ばっており、ショートノーズと同じかそれ以上に短い吻部が特徴です。
体高もやや低くスレンダーで、同じサイズのコリドラスと比較するとやや小型に見えます。
透明感のある体色
ラウンドノーズ系のコリドラスは、他のグループに比べ透明感のある体色を持つ種が多いです。
ロレトエンシスやロレトパンダなどでは特に顕著で、このような白っぽい地肌を持つ種ほど水に慣れるまでは神経質な側面が強いです。
体型が個性派
ラウンドノーズ系のコリドラスは、角ばったフォルムと体高が低いものが多く、そのシルエットに独特な個性があります。
これはそのほかのコリドラスと比較してみると面白いでしょう。
体型以外にも、背ビレが変化するものもいます。
例えば「ロレトエンシス」「旧アルマータス」「オガワエ」などは、背ビレが著しく伸長するため、人気の高い種類です。
▼より詳しくはこちらを参考
飼育のポイント
ラウンドノーズのコリドラスの飼育方法は、ショートノーズとほとんど変わりません。
ショートノーズが飼育できている水槽であれば、そのまま追加してOKです。
用意する器具自体は、コリドラス飼育の基礎基本が詰まっているといっても良いでしょう。
一般的な熱帯魚の飼育が可能な設備がそろっていればそれでOK。
底床を目の細かい砂に変えてあげれば完璧です。
管理面で一つだけ違いがあり、水換えは多いほうが良いです。
硝酸塩の蓄積を嫌い、新しい水を好むので、週に1~2回はしたほうが良いでしょう。
コリドラスの飼育において、基本的に水槽サイズは問いません。
ポピュラーなラウンドノーズの種を1匹飼うだけであれば、30cm未満の水槽でも十分飼育は可能です。
しかし、コリドラスはそのあまりに多すぎるバリエーションから、ついついコレクションしたくなってしまうもの。できれば、60cm以上の水槽で始めるのが良いでしょう。

フィルター、照明が付いたセットなら、より安心して始めることができますね。

ラウンドノーズ系コリドラスは導入してすぐだけは水質に敏感の一面を見せます。
しかし、一旦落ち着けばそうでもなくなります。
外掛け式、上部式、外部式の3種からであれば、どれを選んでも問題ありません。
水槽サイズが30cm以下の場合は外掛け式、45cm以上の場合は上部式か外部式がおすすめです。
枠付き水槽なら上部式、オールガラス水槽なら外部式を選ぶと良いでしょう。

一般的な熱帯魚と比較して、コリドラスが唯一注文を付けてくるポイントです。
田砂に代表される目の細かい砂は、コリドラスと相性が良い定番の組み合わせです。
田砂の砂粒はほどよく細かいうえに角が丸く、コリドラスのデリケートな髭を傷つけない点が評価されています。
他にも、“ほどよく細かく、粒の角が丸い”砂であればコリドラスと好相性です。相性の良い組み合わせを探してみましょう。

コリドラスが好む水温は、種によって多少の差はありますがおよそ22~27℃の範囲を好みます。
20℃を下回ると、状態を崩してしまいます。
日本の気候で飼育するためには、基本的にヒーターは必要です。
水槽サイズに合ったW数の製品を選びましょう。
おすすめの4種
コリドラスはさまざまなエサを食べますが、特に有用なものをピックアップすると次の4種です。
コリドラスに与える餌といえば、専用飼料となるコリドラス用タブレット、通称:「コリタブ」がまず思い浮かびますね。
ラウンドノーズのコリドラスに関しては、このコリタブを主食として与えてOKです。
個体サイズや混泳魚との兼ね合いによっては、沈下性の顆粒餌を与えるのも有効です。
嗜好性が高く、大変食いつきの良い生の虫エサです。
解凍して与えるだけなので、使い勝手も良いです。
普段はタブレットや顆粒餌を与え、週に1回くらいこちらを与えるとコリドラスが喜んでくれます。
圧倒的に成長スピードが上がり良く太るため、早く大きく成長させたい場合に大変有効です。
繁殖を狙う場合は、赤虫を中心に与えてもOKです。

導入直後や病気後の体力回復、繁殖に体力を付けるといった目的で与える場合、これを超えるエサはありません。
極めて嗜好性が高く、赤虫と同等かそれ以上に成長に有効です。
繁殖を狙う場合にも大変有効です。
ただし活きたものは取り扱いがやや難しく、イトミミズ専用でキープする水槽も必要です。

▼より詳しくはこちらを参考
ラウンドノーズのコリドラス まとめ
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