どうも、ほにゃらら sp.です。
外部式フィルターはろ過能力が高く便利なフィルターです。
しかし、使用中にトラブルに見舞われることもあります。
今回は外部式フィルターのよくあるトラブルを紹介します。
外部式フィルターを使用していてもし困ったことがあったら、この記事を参考にしてみてください。
異音がする
外部式フィルターは本来静かなフィルターです。
音がするということは、何かしらのトラブルが起きています。
ガーガー、カリカリと音がする
フィルター内部に空気が入ってしまっている可能性が高いです。
通称「エア噛み」と呼ばれる、よく見られるトラブルです。
エア噛みはセット直後や掃除の直後に発生しがちで、正しくセットしていれば通常は2~30分ほどの放置で自然に消えます。
自然に消えない場合、多量に空気が入ってしまっているので、
対処法として次のことを行ってみてください。
- 揺すってみる(エアー抜き)
- フィルター本体を軽く横に振ってみましょう。
フィルター本体の中の空気を揺すって追い出します。
軽度ならこれだけで直ることもあります。
- フィルター本体を軽く横に振ってみましょう。
- 掃除してみる
- 軽く揺すってみて直らない場合、多量の空気を噛んでいるか、ろ材の目詰まりが生じている可能性が高いです。
このような場合は一度フィルターを停止し、掃除を行ってから再セットしてみましょう。
- 軽く揺すってみて直らない場合、多量の空気を噛んでいるか、ろ材の目詰まりが生じている可能性が高いです。
モーターヘッドからカラカラと高い音がする
モーターヘッドから高い音がする場合は、フィルターを循環させる重要なパーツとなる「インペラー」にトラブルが生じている可能性が高いです。
羽やシャフト(軸)が折れているかもしれません。
摩耗してひび割れが生じることもあります。
モーターヘッドを開けてみて、見た目に異常がある場合は交換しましょう。
見た目に異常がない場合は掃除してみて、それでも改善されなければ交換しましょう。
フィルター以外に原因がある
異音の原因がエア噛みでもインペラーにもない場合があります。
この場合は、フィルター内部のセッティングに原因がないかもしれません。
ついついフィルターに原因を探しがちですが、点検しても問題が無い場合は置き方や設置場所に原因がある可能性があります。
意外とありがちな原因は次の通りです。
クッションラバーにずれがある
クッションラバーがずれていたり、きちんとはまっていない場合も異音の原因になります。
足元の小さいパーツなので気が付きにくいかもしれません。
再点検してみましょう。
設置している床が歪んでいる
水槽やフィルターは水平な台に設置することが前提です。
もし、そもそも設置床自体がが歪んでいる場合はフィルターのセッティングが正しくできていても、異音がする場合があります。
フィルターはできるだけ、きちんと組み立てられた水槽台に設置しましょう。
騒音が気になる場所に置いている
外部式フィルターは基本的に静音設計です。
しかし、例えば寝室などの極端に静かな環境では、その稼働音が気になることがあります。
この場合は、設置場所自体を見直した方が良いでしょう。
水漏れがする
外部式フィルターの水漏れは一大事です。
今すぐに手当てが必要です。
水漏れに気づいたら、まずフィルターの電源を止めてください。
それから、タップを使用していればフィルターへの給排水もコックをひねって止めてください。
タップを使用していない場合は、吸水パイプを水槽から取り出してください。
モーターヘッド部から水が漏れる
モーターヘッド部から水漏れが生じている場合、Oリング(ゴムパッキン)の劣化の可能性が高いです。
Oリングはゴム製である以上、どうしても経年劣化するパーツです。
長期間使用していると、必ず交換が必要になります。
Oリングの劣化による水漏れは予兆がありません。
ある日突然起きるので、フィルター掃除を4~5回したら予防的に交換しておくと、安心かもしれません。
Oリングの交換には、製品によってはピンセットがないと取り出せない場合があります。(コトブキ SVXシリーズなど)
必要に応じて、準備しておきましょう。
ホースの繋ぎ目から水が漏れる
ホースのつなぎ目から漏れる場合、ホースの劣化の可能性が高いです。
また、短いホースを無理な配線で接続している場合にも起こり得ます。
セット時は無理な配線でなくとも、冬季に縮んだ場合に無理な配線になることも多いです。また、経年劣化でもホースが硬くなり、短くなります。
最初のセット時に、少し長めに切ってセットしておくのが良いでしょう。
ホースのつなぎ目から漏れる場合もフィルターを止め、当該箇所のホースとパイプを水槽から取り出してください。
次にホースの長さが十分であれば、水漏れが生じている箇所のホースをタップを外し、ホースを先端から3cmくらいカットしましょう。
カットしたら、残った部分の先端を4~50℃程度のぬるま湯に漬けて柔らかくし、再度接続します。
ホースの長さが十分にない場合は、ホースごと交換を行いましょう。
水の勢いが弱い、出ない
水の勢いが弱かったり、出ない場合はろ材に「目詰まり」が生じている可能性が高いです。
飼育生体の数が多く過密状態だったり、ろ材の掃除を長期間行わなかったりすると、目詰まりが生じる可能性があります。
フィルターセット時や掃除の直後で水が全く出てこない場合は、「呼び水」がうまくいっていない可能性が高いです。
ろ材の目詰まり
目詰まりとは、ろ材の繊維や粒の間にゴミがたまって詰まった状態を指します。
目詰まりは主に長期間フィルター掃除をしなかったことにより発生します。
心当たりがあれば、すぐに掃除を行いましょう。
ろ材を洗浄する際は、飼育水でもみ洗いをします。
※水道水で洗ってしまうと、せっかく定着したバクテリアが減少してしまいます。
特にウールマットなどマット系は消耗品です。
もみ洗いすることで数回は再利用できますが、形状を維持できなくなってきたら新品に交換しましょう。
フィルター掃除をせずに長期間放置すると、目詰まりが発生しやすくなります。
目詰まり状態をさらに長期間放置すると、水漏れの原因になります。
飼育生体の数にもよりますが、長くとも3カ月に1回程度は掃除したほうが良いでしょう。
フィルターの呼び水
水が全く出てこない場合は「呼び水」がうまくいっていない可能性が高いです。
呼び水とは、吸水パイプからフィルター内に通水し、排水パイプから水槽内に水が戻るまでの一連の動作を引き起こすことを指します。
呼び水に関するトラブルは、フィルターの最初のセット時や掃除の直後に発生しやすいです。
製品によっては呼び水機能がついています。
例えばコトブキSVXシリーズは呼び水機能が付いているので、呼び水に関するトラブルは少ないはずです。
この機能を活用することで、容易に呼び水が行えます。
呼び水機能が付いていない製品の場合は、自分で呼び水を行います。
排水ホース側にスターターを差し込み、ポンプの要領で吸水して呼び水を行います。
外部式フィルターから別のフィルターに変更したい
外部式フィルターは高性能なフィルターですが、その分取り扱いが少々難しいと感じることがあるかもしれません。
その場合は、他の種類のフィルターへ変更を考えるのも良いでしょう。
▼他のフィルターについてはこちらを参考
外部式フィルターのトラブルシューティング まとめ
▼こちらも参考
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