どうも、ほにゃらら sp.です。
今回はベタのエラの細かいところについて。
ベタを飼育していると、エラブタを正面に向かって広げることがあります。
エラブタをかなり前面に向け、エラのなかのギザギザが見えてしまうほどに広げることがあります。
これ、果たして問題ないんでしょうか。
ベタがエラブタを広げるとき
まず結論から言ってしまうと、ほとんどの場合問題ありません。
ベタがエラブタを広げるのは威嚇または求愛のサインです。
これは「フィンスプレッディング」と呼ばれ、ベタにとってはごく一般的な行動の一つです。鏡を見せると顕著にその反応が見られます。
ベタは他の魚種に比べエラブタの可動域が大きいらしく、かなり前面まで広げることができるようです。
これは正面から顔を見た時に表面積をできるだけ大きく見せているのではないか、と考えられます。
問題のある広げ方
基本的にエラブタを広げている程度では問題ありませんが、次の場合は注意が必要です。
病気が疑われるケース
ベタがエラブタを広げるのは、威嚇や求愛のサインであるため、
常時広げっぱなしにすることはほぼありません。
あまりにも長時間広げっぱなしのようであれば、病気の可能性を疑ってください。
また、ギザギザのあるエラの部分が鮮やかな赤色ではなく、くすんでいたり、
白っぽくなっていたりする場合はエラ病などの病気にかかっている可能性があります。
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他にも飼育水中のアンモニア濃度が高いとエラが閉じなくなることがあります。
コップなどの狭い容器で飼育しているとこの症状は発生しやすいです。
アンモニア濃度が原因と疑われる場合には、水を全て換えて0.5%塩水浴で様子を見てください。
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品種による特性
一部の品種では、エラ周りの成長に特殊な変化が見られるケースが知られています。
この変化が起きるかどうかは個体次第で、成長してみないと分からないものとなります。
スーパーホワイト系
エレファントイアー プラカット
スーパーホワイト
マーブル系・パステル系
マーブル系・パステル系のベタは、成長と共に模様が変化します。
個体によっては、元々色が無かった部分にも、一部に色が出ることがあります。マーブル系は成長による色の変化が激しい傾向があります。
例えば、全身ブルーだと思ったら突然エラブタ付近にだけ模様や色彩が現れることもあります。
これはエラブタの病気ではなく、もともと持っていたマーブルの性質により、ブルー以外の発色が現れたのです。
色柄の変化は、飼育や健康において問題はありません。
よく言えば、「変化を楽しめる」品種とも言えます。
プラチナ系・ドラゴン系
プラチナ系・ドラゴン系のベタは、個体によって鱗の白く輝く部分が盛り上がり、悪性腫瘍になることがあります。
エラブタや頭部に出やすいことが知られています。
この変化は成長してみないと判別ができず、元通りの表現にはなりません。
また、目が白く覆われることもあります。
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