どうも、ほにゃらら sp.です。
今回のテーマは「金魚同士の混泳」について。
その中でも、「国産」と「外国産」の個体の混泳については注意が必要です。
色とりどりの金魚はついつい集めたくなってしまう存在です。
しかし、既に金魚を飼育している水槽に、新たに魚を追加する場合。
絶対に知っておく必要のある注意事項が存在します。
それは、買ってきた金魚をすぐに混ぜないこと。
とはいえ、金魚はいろいろ集めてこそ楽しい側面もあります。
できるだけリスクなく、混泳を楽しむための知識をこの記事で身につけましょう!
出身の違う個体はすぐに混ぜない
金魚を購入してすぐに先住の金魚が泳いでいる水槽に導入すると、その1~2週間後に病気を発症してしてしまうことがあります。
同じ店の、同じ水槽で泳いでいた個体であればそのまま導入しても問題ないことが多いのですが、「国産」と「外国産」の組み合わせで混ぜた場合には高確率で発症します。
国産同士でも、購入したお店が異なったり、同じ店でも別々の水槽に泳いでいた場合は同様のリスクがあります。同じ水槽に泳いでいた場合は、そのまま入れてもリスクは低めです。
このため出身の違う金魚は、購入してすぐに同居させてはいけません。
ふつう、販売店では品種ごとに別々の水槽で管理していることが多いです。
複数の品種を混泳させる場合は、必ずすべきと言ってよいほどトリートメントは重要です。
金魚が国産か外国産かを、見た目だけで判別するのは困難です。
産地がどちらなのかは、必ず購入したお店に確認しておきましょう。
なぜ混ぜてはいけないの?
金魚は一般的な観賞魚に比べ、細菌性の疾患や寄生虫を持ち込む確率が高いためです。
特に「キンギョヘルペスウイルス」が金魚にとっての脅威として知られています。
基本的に無症状の感染個体「キャリア」と呼ばれる状態の可能性が高いといわれています。
見た目は健康そのものなので、外見ではわかりません。
金魚は基本的に、どの金魚も「キンギョヘルペスウイルス」と呼ばれるウイルスを保有している可能性があります。
外国産と国内産はもちろん、国内でも養魚場ごとに「キャリア」となっているウイルスが異なります。
産地によって「キャリア」なのか、そうでないのかが分からないことがリスクです。
逆に言えば、混ぜなければこのリスクは回避できます。
したがって異なる品種、出身の異なる個体を混泳させる際には、十分に注意が必要です。
輸入金魚の検疫について
金魚は外国産のものも非常に多く流通します。
中国、タイ、インドネシアなどから輸入された金魚は、輸入前と日本到着時に金魚ヘルペスのチェックが行われています。
以前は現在よりも厳しく、特に中国から輸入された金魚は、輸入後一定期間畜養が義務付けられていました。
その後、異常がないことを確認してから流通させていました。
しかしこの検査では、金魚ヘルペスに過去かかったことがあるかどうか、またその「キャリア」かどうかまで確認できるわけではありません。
なので流通経路だけでは「キャリア」かそうでないのかの判断は非常に困難なのです。
日本産の金魚、外国産の金魚のどちらが「キャリア」なのかそうでないのかは、分からなくなっています。
違う産地の金魚は混ぜないことで、このリスクを回避できます。
日本産淡水魚との混泳について
金魚は無加温で飼育が可能なため、日本産淡水魚と混泳させることもあるでしょう。
生態・性格上の相性に問題が無ければ混泳は可能ですが、金魚に近縁なコイ科の魚は、他の魚よりも病気を持ち込むリスクが高い点に留意しておきましょう。
混泳するならトリートメントは必須!
出身が異なる金魚は、魚病薬や塩水浴などを用いたトリートメントを行い、様子を見てから追加してください。
最低でも1週間程度の塩水浴、できれば抗菌剤を用いた薬浴を行ってから混泳させると理想的です。
症状がなくても、尾腐れ病を対処するつもりで1週間程度様子を見てから混泳させましょう。
エルバージュエースを用いる場合、3~5日間の薬効が切れたら全換水して塩水浴に切り替えます。
2~4日程度様子を見て、本水槽に合流させると良いでしょう。
混ぜるな危険!金魚の混泳 まとめ
新しく金魚を購入したら、ひとまずトリートメントを行いましょう!
1週間程度様子を見てから追加することで、比較的安全に混泳が楽しめます。
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