アカヒレについて
アカヒレは名前の通り赤く染まるヒレが特徴の中国原産のコイの仲間です。小型で美しいことから古くから親しまれています。温帯魚のため低水温にも強く、コップなどの小型の容器で飼育できることでも知られています。
\バリエーションもいろいろ/
\アカヒレをもっと詳しく!/
アカヒレを飼育してみよう!
まずは、アカヒレを飼育する上で覚えておきたいことを確認しておきましょう。
・水質は弱酸性から弱アルカリ性で育てられる
・水温は10℃から27℃と広範囲で対応可能
・ボトリウムクラスの小型水槽から60cm規格の水槽までなんでもOK
・フィルターは水槽サイズや一緒に入れる魚の数や水草の種類に応じて選択します
アカヒレは対応できる水温・水質の対応できる幅広さが強みです。さまざまな楽しみ方ができそうですね!
入手も容易で非常に丈夫なアカヒレ。アカヒレを飼育するには何が必要か見ていきましょう。
とはいえ、一般的な観賞魚を飼育できる機材があれば充分で他に特別なものをそろえる必要はありません。
アカヒレ単体で楽しむなら
アカヒレ2~3匹程度なら小型水槽で十分でしょう。水草を入れたい場合は、アナカリスなどの丈夫で水温適応範囲が広くCO2も必要ない種類がぴったりです。
\フレーム水槽/
\極小型水槽・ボトルアクア容器/
アカヒレは水質にうるさくありません。自然を表現したレイアウトを作りたい時は砂利や砂を、ポップな印象を持たせたい時はカラーサンドを使うなど自分好みに表現できます。
エサは一般的な熱帯魚用の物で構いません。また、フンなどを掃除するためにスポイト等を持っておいた方がよいです。ただし、丈夫なアカヒレでも汚れた水で飼育し続けるのは厳禁。小型水槽であるほど水換えや掃除などの頻度が増します。水質維持のためにもこまめな掃除を心がけましょう。
フィルターを設置する場合は小型の外掛けフィルターを選んでおけば安心です。
また、ボトルアクアリウムクラスの小さな容器で飼育する場合はフィルターは設置せずに飼育する事が可能です。
小型水槽でアカヒレ単体の飼育を楽しみたい方も水槽には水草を入れておくのもオススメです。水の浄化や植物の光合成により水中に酸素を供給できるなどのメリットがあります。また、水草は稚魚の隠れ場所ともなるので水草を植えておいたらいつの間にか稚魚が泳いでいた!という嬉しい事も起こるかもしれません。
導入する水草は、低水温に強くCO2添加が無くても育成できるアナカリスやウィローモスなどがよいです。アナカリスはマルチリングなどが付いているものを、ウィローモスは流木に巻きつけてあるものを選ぶと置くだけで簡単にレイアウトが完成します。
水草レイアウトと一緒に楽しみたい/群泳や混泳を楽しむなら
水草レイアウトや群泳・混泳を楽しみたいという方は45~60cm水槽がオススメ。
水草レイアウトなら境界を感じさせないオールガラス水槽、魚飼育メインなら上部フィルターが設置できるフレーム水槽がオススメです。
\オールガラス水槽/
\フレーム水槽/
水草レイアウトを楽しみたい方はCO2を逃がしにくい外部フィルター、混泳や群泳を楽しみたい方は酸素を効率よく供給できる上部フィルターがオススメです。
\外部式フィルター/
\上部式フィルター/
エサは一般的な熱帯魚用の物で構いません。また、フンなどを掃除するために底床掃除用品を持っておいた方がよいです。ただし、丈夫なアカヒレでも汚れた水で飼育し続けるのは厳禁。魚の数が増えれば、エサの量や排せつ物も増えます。水質維持のためにもしっかりとした掃除を心がけましょう。
赤くて美しいアカヒレを水草水槽と一緒に楽しむなら底床はソイルが一番です。
魚飼育をメインに混泳や群泳をさせたい場合は砂や底床を敷かないベアタンクでも構いません。
※サンゴ砂は水質を強アルカリ性に傾ける作用があります。アカヒレ飼育には適していないので使用しないでください。
水草レイアウトと一緒に楽しむなら、水草育成用のLEDライトやCO2添加機器も持っておいた方がよいでしょう。育成できる種類の幅が広がり、水草をよりイキイキと育てることができます。
\ソイル/
\砂/
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アカヒレの飼育で注意すること
ビギナーの方々にもオススメできるアカヒレの飼育。アカヒレを飼育するにあたって注意したいことはなんでしょうか?一緒に見ていきましょう。
アカヒレとの体格差がある魚とは混泳させない
アカヒレと体格差がある魚とは混泳させないようにしましょう。いたずらをされる、肉食魚の場合は食べられてしまう可能性が高いです。
性格が温和なベタやシュリンプ類や体格が同等のネオンテトラ等の小型カラシン、遊泳層が違うコリドラスなどは混泳に向いています。華やかな水景を楽しむことができるでしょう。
水温変化には要注意
水温や水質の適応範囲が高いアカヒレですが急激な環境の変化には弱いです。魚は変温動物のため、急に環境が変化するとショックを起こし、最悪の場合は死に至ってしまいます。水換え時などには水槽内と水換え用の水温を合わせて作業を行いましょう。また、水槽に新しくアカヒレを導入するときは他の熱帯魚と同様に水合わせを行うことをおすすめします。
低水温では魚病に注意
アカヒレは熱帯魚ではなく温帯魚です。そのため低水温にも耐えることができます。とはいえ、低水温はアカヒレにとって適温ではありません。低水温の環境ではアカヒレは活動性が低下してしまい、さらには白点病を発症するリスクを高めてしまいます。アカヒレを観賞魚として楽しむのであれば年間を通して20℃以上の水温を保った方がよいでしょう。
まとめ
最後までお読みいただきありがとうございました。
手軽に入手できて、飼育も簡単なアカヒレ。ネットでは「コップでも飼育が可能!」という情報も見られます。確かにコップでの飼育は可能ですが、アカヒレの飼育を長く楽しむためにもやはりコップよりも大きな容器で飼ってあげたいですところです。
自分だけ楽しみ方できるアカヒレをあなたも飼育してみてはいかがでしょうか?
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