リシアの草原を作るにはどれぐらいの量が必要？＜答えて！チャーム先生＞

リシアの草原づくりに必要なリシアの量は、最終的に草原にする部分の面積によって異なります。大前提として、水槽にレイアウトの岩組を入れたり、流木を入れたり、そもそもスリム水槽だったりと導入する水槽ごとに条件が変わってきます。
ただ、一つの目安としてcharmでリシアを買おうと考えている場合、60cm水槽ならリシア３パック程度を購入してみたらどうでしょうか。リシアは元々浮草のため、ウィローモス等と異なり石や流木に自ら活着しません。ただ、非常に成長が早いので、育成環境が良ければあっという間に厚みのあるマット状になります。 あまり詰め込むとリシアに光が当たらなくて枯れてしまうので、軽く折り重なる程度に敷き詰めて設置することをおすすめします。

charmではさまざまなリシアを販売しています。

基本のリシアパック。
12cm×９cmのパック内の８～９割ほどが埋まるサイズのリシアが入っています。それだけだと浮いてしまうので、リシアネットを用いてリシアを固定するか、石や流木などに巻きつけてリシアを固定させておく必要があります。

リシア 大パックは通常の１パックの5.5パック分相当が入っている商品です。大量に使えるお得パックのため、大型水槽のレイアウトや広域で使用したい際には大変便利です。

約11×７cm程度の土台部分にリシアを巻き付けてある商品です。巻きたてなのでこれから育成するとわさわさと新芽が伸びてきます。巻き付けたり固定させたりする手間もなく、水槽内にレイアウトをするのも楽なのが最大の特長です。

ネットは軽い金属製のため、リシアネット内のリシアが育ってくると、リシアが付ける酸素の気泡で浮き上がりやすいのが弱点です。ただ、浮き上がってしまっても、詰め直して並べ直せばいいのでケアは比較的簡単です。

リシアが成長をするとネットを覆い隠してくれるのでまるで草原が広がっているかのように見えます。

スドーの商品であるリシアベースはリシアネットと同様に、ネット部分にリシアを入れるだけで簡単に水槽への設置が可能な便利な商品です。
浮き上がり防止の重りが付いているので、リシアで問題になる気泡による『浮き上がり』を防止してくれるありがたいアイテムなのです。ただ、１個当たりの値段が他の２点と比べやや高額になってしまうのが難。

『挟む』ではなく『巻き付ける』のもリシアには有効です。文字通りウィローモスを巻くためのプレートであるウィローモスプレートにリシアを巻き付けることが可能です。重さがあるので、気泡による『浮き上がり』が一番発生しにくく、育成が上手な方ならリシアの草原を最も長期間維持が可能かと思われます。プレートのお値段も手ごろのため、広い草原を目指す際のコストパフォーマンスが良いです。
ただ、プレート１個ずつにリシアをテグスで巻き付けるのが非常に大変で、リシアが成長してはがれてしまった場合の修正も結構手間がかかります。

コツその１
リシアネットやリシアベースに入れるリシアの量は多すぎると重なって光が当たらない部分が成長しないため少なめに入れることが大切。

コツその２
ウィローモスプレートにテグスで巻き付ける場合、きつく巻いてしまうとその部分からリシアが枯れてプレートからはがれてしまうため、きつく巻きすぎない。

コツその３
リシアネットやリシアベース、プレートを並べて敷き詰める際は、0.5～１cmほど間隔を開ける。

今回登場したチャーム先生は、関東平野も途切れた群馬県の山沿い出身の生粋の水草アクアリスト先生です。charmの地元群馬に生まれ育ったワイルド個体。おばあちゃん子なので同年代の群馬県民よりも上州弁がきつめです。
好きな水草はエキノドルス　オゼロット。
半ズボン率の高い永遠の水草少年。それが今日のチャーム先生です。