アクアリストの皆さーん!今日も元気にしゅぽしゅぽプロホかけてますかー?
皆さんの素朴な悩みを、その道のスペシャリストである「チャーム先生」にズバッと解決してもらいましょう。
水槽導入時のトリートメント
「魚を購入したら病気や寄生虫を持ち込まないよう本水槽に導入する前にトリートメント水槽で隔離をし、薬浴や塩水浴などのトリートメントを行う」これが教科書通りの購入した魚の導入方法。それは知っているんですが、実際に本水槽の他にトリートメント水槽を用意して、水合わせをして、トリートメントが終わったらまた水合わせをして本水槽に入れるなんてかなり大変な作業です。
こんな大変なこと、みんなホントにやっているのかなと不安になった皆さん。そんな時はチャーム先生に聞いてみましょう。
買った魚を水槽に入れる前にトリートメントってホントにした方がいいんですか?正直めんどくさいんですよね。
トリートメント、めんどくさいよな!わかるよ。
でもな、魚を愛するお前ならきっとできる。そのひと手間を惜しむなよ!
本気になれ!!本気になればお前の水槽のすべてが変わってくるぜ!
諦めるな!もう少し頑張ってみろ!行動がすべてを変える!
俺は応援している!お前のトリートメントを!!
トリートメントが必要な理由
charmでは熱帯魚が入荷後、最低でも5~7日程度のトリートメントを行い、必ずトリートメント期間をおいてからホームページで販売を行います。
そしてもちろん出荷に関してもストック個体のうち、状態の良い個体から出荷し、少しでも状態を崩していたら出荷を見合わせる社内フローとなっています。それでも残念ながら輸送中のダメージ、キャリアになっている病気の種類や潜伏期間によっては完全に病気を防ぐことができないのが実状です。
また、水槽へ導入時には今まで過ごした環境とはどうしても水質が大きく変わってしまいます。そのため、たとえ入念に水合わせをしても、環境の変化により免疫力が低下して何らかの病気を発症する可能性も十分に考えられます。だからこそ、自分の水槽にいる魚たちを守る意味でも自宅でのトリートメントは必要といえます。
トリートメントを必ずしよう
輸送のストレスも何のそので元気にお家に届いた生体であったとしても、トリートメントタンクを用意して本水槽に入れるまで一定期間様子を見ましょう。
特に混泳の際のトリートメントは観賞魚の飼育の基本中の基本と言っても過言ではありません。
『水槽にいる魚を絶対に病気にさせたくない』
『水草水槽だから魚病薬を使いたくない』
自分のメイン水槽を守れるのは自分だけです。
絶対に持ち込まないことが大事なのです。めんどくさがって省略してはいけません。必ずトリートメントを実施し、混泳に関しては何が起こるかわかりませんのであらゆる事態を想定して自己責任の範囲で行ってください。
合言葉は
「メイン水槽の安全を守る。その前のトリートメント水槽」
トリートメント方法
トリートメントは本水槽とは別にトリートメント用の隔離水槽が必要です。昭和世代の人ならピンとくる「プールの前の腰洗い槽」的な立ち位置です。隔離水槽なので小さくても問題ありません。最低限のエアレーションとヒーターがあれば十分です。
ちなみにこのトリートメント用の水槽は、水槽導入時のトリートメントで使用するだけでなく、病気になった時の隔離や喧嘩の時の隔離、産卵の際の隔離等にも使えるのでやはり1セットは持っていたいものです。
塩か魚病薬か
さて、トリートメントの具体的な方法として、導入する生体の外見に全く異常が見られず動きなどにも問題がない場合は基本的に塩水浴で十分ですが、もしヒレや体表に違和感がある場合、抗菌剤やメチレンブルーを用いた薬浴を行う場合もあります。
せっかく状態良く保てていた水槽への病気の持ち込み・寄生虫の持ち込みは、ほとんどが他の魚の導入時に起こるのです。
そこに関しては気を抜かず、手を抜かず、慎重に慎重を重ねて行っても損はありません。
自分の水槽を守れるのは自分しかいないのです。
熱帯魚チャーム先生のプロフィール
今日のチャーム先生は「来世の夢はえら呼吸」という魚を愛する熱帯魚アクアリストの先生です。魚の美味しい県で生まれ育ったチャーム先生は魚は見るのも飼うのも食べるのも好きという筋金入りの魚好き。海釣りからガサガサまで採取もこなします。好きな熱帯魚はド派手なパキスタン・ローチ。
「魚の魅力を1人でも多くの人に伝えたい。そしてすべてのアクアリストを応援したい。」とやや温度高めに考えている、それが今日のチャーム先生です。
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