みなさんこんにちは、Tです。水草レイアウトの水槽を楽しんでいるアクアリストの永遠の宿敵といえば「コケ」ですよね。どんなに気をつけていても、よくよく見るといつの間にか発生している……。
今回は、そんなコケの中でもやっかいな「アオミドロ」に注目。対策・対処法について、社内の水草担当に聞きました!
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アオミドロとは?
野生下では用水路や川など身近な場所に見られる、糸状の藻類の一種です。水槽内では特に立ち上げから2~4週目の初期段階に発生しやすいといわれています。
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アオミドロの特徴
このような藻類の特徴は 水槽内をどんなにきれいに維持していても多少は存在し、何かのきっかけで大量発生するというところです。発生したら対処するより、発生を未然に防ぐ環境づくりが肝心となります。
アオミドロの原因と予防
アオミドロを予防するためには、発生原因を知っておく必要があります。水槽が以下のような状態になっていないかチェックしてみましょう。
①栄養過多である
②照明の照射時間が長い
③水槽に直射日光が当たっている
④ろ過が十分でない
⑤導入している生き物の数が多い
原因が分かったら予防策を立てましょう。
栄養過多である
水槽内の窒素やリンなどの栄養素が過多になるとアオミドロが発生しやすくなります。
です。肥料の添加量のほかにも熱帯魚などの生き物を導入している場合は、エサの与えすぎにも注意しましょう。
こちらは追加ろ過材です。蓄積する酸化物(硝酸塩・リン酸・ケイ酸・塩素化合物・硫酸化合物)を総合的に除去し、水替えの時期を延ばすことができます。様々な有害物質を吸着してくれるので、多種多様なコケの除去に役立ちます。
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照明の照射時間が長い
照明の照射時間が長すぎることもアオミドロが発生しやすくなる原因の一つです。一般的に適切な照射時間は7~10時間ほどです。これ以上に長いとコケの発生につながります。また、強すぎる照明もコケ発生の要因となりえます。水槽用の照明のほかにも生活照明にも気をつけましょう。
照明時間の管理にはタイマーがおすすめです。
水槽に太陽光が当たっている
日光が当たる場所に水槽を置いているとアオミドロの成長が加速します。直射日光でなくても、カーテンの隙間から太陽光が入ってきていないか、時間が変わる事で太陽光が入ってきていないかなど、お部屋の環境を見直してみましょう。
ろ過が十分でない
フィルターの不調や故障、スペック不足によりろ過が十分に行われていない可能性があります。フィルターの点検や掃除の実施、あるいはパワーが足りない場合には買い替えや増設を検討しましょう。
では、アオミドロへの対策と発生してしまったときの対処法をご紹介します。
アオミドロが発生してしまったときの対処法
肥料の添加量や給餌量の調節はどんなに気をつけていてもパーフェクトにこなすのは結構難しいですよね。アオミドロが発生してしまったときは次のことを試してみましょう。
生物兵器を大量に導入する
水草にアオミドロが絡まってしまった場合はヤマトヌマエビなどのコケ取り生体を大量に導入しましょう。また、手に負えないほどアオミドロが発生している場合は水槽を完全に遮光するのも一つの手です。
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ブラシを使って絡め取る・こすり落とす
レイアウト素材にアオミドロが発生してしまった場合に活躍するのが「使わなくなった歯ブラシ」です。パスタをフォークで巻き取るイメージで歯ブラシ本体をくるくる回して絡め取ります。レイアウト素材の細かい部分をこする際にも重宝します。
ひどい場合には遮光・植え替え
アオミドロが塊のようになっている場合は大部分を取り除いたり、換水したのちに植え替えや遮光を行います。でも、ちょっと待って!水草の種類の中には遮光や植え替えに強い種類と弱い種類が存在します。これを知っておかないと良かれと思って実施した作業が最悪の事態を招く恐れがあるんです。
チャームで行っているアオミドロ対策
チャームの水草担当に社内で行っているコケ対策について聞いてみました。
「日々観察!これに限ります。細いアオミドロを1本でも目視したらエビを多めに追加しています。それでも収まらない時は遮光や植え替えを行います。」
日々の観察と基本的な掃除・メンテナンスを怠らないことが最大のポイントだそうです。観察をすることで、些細な変化に気づくけます。早期発見・早期対処を心がけ、細く短い1本のアオミドロでも目視で確認したら早急に対処を行います。
まとめ
最後までお読みいただきありがとうございました。
現在アオミドロでお困りの方やコケが繰り返し発生してしまって悩んでいる方のお力になれれば幸いです。
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