公式ガイド:アクロ(Aqullo)水槽を徹底比較!

チャームを知る
チャームを知る用品解説

「アクアリウム」を楽しむために最も必要な道具は、アクアリウムの世界を作り上げる箱。そうです、水槽です。“水を用いた空間”それがアクアリウムである限り、水をたたえる場所は必ず用意しなければいけません。まどろっこしい言い方をしていますが、要するに水槽なくしてアクアリウムは成り立たないのです。
そんなアクアリウムの必需品「水槽」ですが、選んでいただきたい水槽があります。
そうです、アクロ(Aqullo)の水槽です。

※Aqulloは株式会社チャームの商標です

アクロ特殊1点物120 クロスカット スーパークリア (120×45×60cm)
Attention Required! | Cloudflare

アクロ(Aqullo)の水槽とは

アクロ(Aqullo)水槽誕生秘話

アクロ水槽誕生前、当時(今もなのですが)水草を中心としたアクアリウムショップだったcharmは、
「より多くの人にアクアリウムを楽しんで欲しい」
「日本のアクアリスト人口を増やしたい」
「初心者の人がアクアリウムを始めるハードルを下げたい」
「水草レイアウトの素晴らしさにハマってほしい(そしてそのままアクアリウムの沼にハマりcharmのヘビーユーザーになってほしい)」
という大志を抱いていました。

株式会社チャームの水草育成用温室

「なんかさ、むっちゃ映えるパキっとしたオールガラス水槽欲しいよね」
「いろんなサイズ展開してさ、いろんな人の欲しいところに手が届く感じの」
「デザインや機能は削りまくって超シンプルにして、とにかく極限まで値段下げよう」
「でもシリコンとかきれいで水草レイアウトがバキッとキマらないと意味ないよね」
「安くていいやつ」
「ユー、作っちゃいなYO!」
という感じの(目に浮かぶわぁ・・・)社内会議の末に世に送り出されたのが『Aqullo』のオールガラス水槽シリーズです。多分。

アクロ(Aqullo)の水槽

アクロ(Aqullo)の水槽のベーシックセットは
水槽+フタ+フタ受け+水槽マットの4点セットと超シンプル。
それぞれが最大限に無駄を省いてコスト削減に努め、仕様見直しを何度も行い、今の姿にたどり着きました。

・シンプルで装飾のないオールガラス水槽
・四角に切り出されたシンプルなフタ
・それを受けるこれまたシンプルなフタ受け
・しっかりと接地面保護機能を果たす水槽マット

根底にあるのは「水槽はアクアリウムの世界観やレイアウトを極力邪魔しない存在であるべき」という考え方。あくまでも主役は水草であり、岩組みであり、流木であり、水景でなければいけません。
水槽をシンプルにすると、アクアリウムの世界への没入感がガラッと変わります。

アクロの特殊1点物フラットタイプ水槽(W1600×H200×D600)

アクロ(Aqullo)のロゴ

アクロのロゴは水草の芽生えを表現しています。水草が育てやすいレイアウト水槽として沢山のアクアリストに選ばれ、インスピレーションを与え、相棒として活躍して欲しいという願いが込められたロゴです。

2種類のガラス

アクロ(Aqullo)の水槽は大きく分けて2種類のガラスの水槽があります。

左)ノーマルガラス  右)スーパークリアガラス

ノーマルガラスの透明度が85%であるのに対してスーパークリアの透明度は91.5%。
並べて比べた時の色の違いは一目瞭然です。

ノーマルガラス

アクロ(Aqullo)のノーマルガラスはソーダ石灰ガラス、いわゆる一般的に広く流通しているガラスが使われています。ガラスの断面を見ると薄緑色に見えるのがソーダ石灰ガラスの特長で、ガラスの原料中に不純物として含まれている鉄イオンが光の緑色付近以外の波長を吸収するため薄緑色に見えるのです。
このガラスの薄緑色は、ガラス厚が薄いとさほど気にもなりませんが、ガラスに厚みが出れば出るほど緑色が乗ります。
ただ、水槽のレイアウトの美観以上に余りあるコストパフォーマンスを発揮しているのがこのノーマルガラス水槽です。ノーマルガラスのアクロ(Aqullo)水槽の使命はインテリア性能の高いオールガラス水槽でアクアリウムをより身近に楽しんでいただく媒介としての役割を果たすことなのです。
「とりあえずこの水槽買っておけば間違いなし」という存在を目指しています。

スーパークリアガラス

アクアリウムの水世界との境界線を忘れるような透明度のアクロ(Aqullo)水槽を作りたい。という願いから作られたのがアクロ(Aqullo)のスーパークリア水槽です。スーパークリア水槽では石英ガラスを使用しています。石英ガラスは前述のソーダ石灰ガラスに比べて混入する金属イオンの割合が非常に少ないため、全ての波長の光を吸収することができ、高い透明度を表現することが可能です。また、ガラスの純度が高いためガラスに発生する気泡が少ないのも特徴の一つと言えます。
ガラスの緑色に邪魔されない透明感は、水槽内の魚・水草・流木・岩が持つ本来の色彩を見せてくれます。宙に浮いているかのような魚、風にそよぐような水草、手が届きそうな境界のないアクアリウムの世界を体現することが可能なアクロ(Aqullo)のスーパークリア水槽は、より進化したレイアウト水槽と言えるでしょう。
アクロ(Aqullo)水槽のコストパフォーマンスももちろん遺憾なく発揮。石英ガラスを使用した水槽としては破格の値段で販売されています。
また、フタ受けもスーパークリアガラス専用仕様のクリアタイプのものが付属します。

黒デメキン激推しのニジマス動画

3種類の接合

アクロ(Aqullo)水槽のガラスは3種類の接合方法に分かれます。

ノーマルシリコン

ガラス面の接合部をつなぐシリコンの色が透明なタイプです。水景に溶け込むナチュラルな風合いでどんなテイストの部屋にも合うのが透明なノーマルシリコンです。どの角度から水槽を眺めても水槽の持つ世界観の邪魔をしません。とりあえず迷うようならノーマルシリコンの水槽を選べば大丈夫です。

ブラックシリコン

ガラス面の接合部のシリコンをあえて黒色にしたものです。シリコンの強度や接着方法などは透明なノーマルタイプと変わりません。ただ、色が入るため当然シリコン部分が強調されシリコン塗布の少しのゆがみでも目立ってしまう恐れがあります。
また接合部に黒が入るため画角を強調してしまい奥行を演出したいレイアウトには向かないですし草原や山岳系などの広がりのあるレイアウトに使ってしまうとスペースの限界が見えてしまうので使いづらいです。
そして黒という色の特性上、部屋の雰囲気との相性も選びます。一般的な家で用いられる白の壁紙と白のシーリングライトの部屋に置くと圧迫感が出てしまうかもしれません。

それでも水槽のシリコンをあえてブラックにするレイアウトの効果は、ブラックシリコンが絵画などの額縁的な役割を果たすことです。
例えば気に入った写真を壁に飾ろうとした際に透明なガラス板に挟んで壁に飾っても素敵ですが、縁がしっかりとあるフォトフレームに入れて飾った場合、写真の印象がガラッと変わり写真の世界観などがより一層鮮明に表現されるような経験は皆さんにもあるかと思います。
レイアウトの構図的に水槽の壁際(水景の枠)がぼやけてしまうような場合にはブラックシリコン水槽だとキリっと絞られます。いくら透明とはいえ通常シリコンの接合部は違和感として存在はしており、その接合部をあえて強調することで、そこに水の世界が『ある』ということを強烈に見る側に知らしめることが可能になるのです。

クロスカット

ガラスの接合部が通常の水槽とは異なります。通所のガラス水槽が90度にカットされているガラスを用いているのに対し高度な技術で斜め45度に特殊カットされたガラスを貼り合わせて作られています。そのため接合部が目立たず最高クラスの美観を誇る水槽に仕上がっています。
よりシームレスな接合部となるためガラスの継ぎ目部分がレイアウトを遮らず、奥行きのある水景・広がりのある水景を再現することが可能です。
またこの特殊加工でガラス同士の接着面積自体が広くなるため通常型のアクロシリーズに比べシリコン強度が40%高く、外観の美しさに加え耐久性にも優れていると言えます。

スーパークリアガラス クロスカット水槽。

3種類の特殊仕様

アクロの水槽シリーズには使用者のニーズに合わせた特殊仕様の水槽が存在します。

バックスクリーン貼付済

バックスクリーンをきれいに貼るのは慣れないと相当大変な作業です。初めて自分で貼るとヨレたりしわになったりカットを間違えて寸法が足りなかったり……となかなか上手くできないものです。そんな(筆者黒デメキンのような)ぶきっちょさんが「お金を払って業者にお願いしたい」と泣いて懇願するのがバックスクリーンの貼り付けです。
「バックスクリーン貼り付け済み水槽」はcharm社員が丹精込めてバックスクリーンを張り付けた、そんな(ぶきっちょさんにとっては)夢のような水槽です。

地震対策仕様

アクアリウムをやられている方が一度は経験のある地震の揺れでの水漏れ。地震の際、水槽の水はP波と呼ばれる縦揺れでなくS波と呼ばれる横揺れによってこぼれてしまいます。
水槽の水位にもよりますが震度4以上で大抵の水槽周辺は水浸しになります。特にレイアウト水槽などで高水位で美しい水景を表現しているような水槽の場合は震度2ぐらいから水があふれてしまう場合もあります。水槽の水があふれると、家族からの冷たい視線を浴び、ここぞとばかりに水槽を畳むように責められるでしょう。また、集合住宅では階下への水漏れなどでより被害が拡大する可能性もあります。

そんな肩身の狭いアクアリストの味方が、この地震対策仕様のフランジ付き水槽です。水槽上部についたフランジが地震の揺れによる水こぼれ被害を軽減させます。

前面曲げガラス

水槽の継ぎ目(シリコン)が水景に与える影響論争に新たな一石を投じたのが前面曲げガラスという解です。1枚のガラスを曲げることで継ぎ目を無くし、なめらかな水槽表現を可能にしました。開放的なレイアウトに合う曲げガラス水槽は鑑賞角度をあまり気にせず水槽観賞を楽しむことが可能です。
ガラスを曲げることは大変高度な技術を必要とします。アクロの前面曲げガラス水槽は水槽としての品質を保ちつつ、その高い技術を体現した一品となっています。

ただガラスが曲げられている部分はどうしても水景が歪んで見えるため、パキっとしたレイアウト水槽には向きません。また、曲げガラスという特殊加工をしながらも強度を保たなければいけないため通常の水槽に比べると重くなってしまうという特徴があります。しかし一部ユーザーには根強い支持を受けている水槽でもあります。
ちなみに付属のガラスフタも水槽の曲げに合わせて角を丸くしてある手の込みようなのです。

多数展開する特殊形状

アクロ(Aqullo)では通常タイプの水槽にとどまらず特殊な形状の水槽も展開しています。

ハイタイプ水槽

60cm水槽でいうところの横幅に対しての高さの割合が60:36以上の水槽、通常の規格水槽よりも高さが高い水槽をハイタイプ水槽と呼びます。高さのあるレイアウトや縦型レイアウト向けの水槽です。
また、設置スペースを広げずに総水量を確保したい場合や、上層・中層・下層の生体の棲み分けをしたい場合もハイタイプ水槽は重宝します。
高さのあるレイアウト向けなのでレイアウトの奥行を出したい場合にはハイタイプ水槽は不向きです。
また低層が光量不足になりがちなので低光量でも育成可能な水草を選ぶ必要や、ライトを2灯置きする等工夫が必要になります。

フラットタイプ水槽

ハイタイプ水槽の逆で、通常の規格水槽よりも高さが低い水槽をフラットタイプ水槽と呼びます。フラットタイプ水槽は水上に広がるレイアウトであるオープンアクアリウムを作りたい際に選ばれることの多い水槽です。フラットタイプ水槽は通常の水槽よりも水面を感じることが可能なため、水中と空気中の境界を表現するにはうってつけの水槽です。

また、水面の揺らめきをあえて見せるレイアウトや横の長さを見せる場合のレイアウトに使用すること多く、川辺の水景の再現などにもその個性的な形状が役に立ちます。

オーバーフロー水槽

アクロ(Aqullo)のオーバーフロー水槽の特長としてろ過槽にもスーパークリアガラスを採用しており、リフジウムを本格的に楽しむことができます。またろ過槽はプロテインスキマー等の設置が可能なスペースをしっかり確保され、キャビネット内にすっきりと収納ができるのうれしい作り。3重管やウールボックス、パンチングボードもオーバーフロー水槽セットにしっかり含まれています。必要であれば2層式ろ過槽も選ぶことができ、まさにこんなオーバーフロー水槽がいいなを体現できるアクロ(Aqullo)水槽のシリーズなのです。

オーバーフロー水槽セットのセット内容
幅90×奥行45×高さ45cm(ガラス厚:10mm)の場合、穴位置は水槽外より85×85mm、
穴サイズ:6cm
2層式ろ過槽のウールボックスおよびパンチングボード
リフジウムとは

主に海水水槽で使われる考え方です。メイン水槽とつながる別水槽で、あえて生体を入れずに海藻などをメインで育成し全体としての浄化能力を向上させつつ、サブ水槽としてメイン水槽でいじめられてしまった弱い生体を一時的に隔離することにも使用されます。
語源は「避難・逃避・保護」を意味するrefuge(リファージュ)より来ています。

パルダリウム水槽

パルダリウム水槽の表現の幅は無限大です

生体の視認性を高めたオールガラスのガラスケージが、アクロのパルダリウム水槽です。飼育することに特化したケージが多い中、アクロのパルダリウム水槽は鑑賞用としても存分に楽しめます。そして通常のパルダリウム水槽が側面のスライドドアのみがオープンになるのに対して、アクロのパルダリウム水槽は水槽上部の面もガラスフタ構造となっており、水槽レイアウトや日頃のケアのしやすさにもとことんこだわっています。
ミスティングホースを通す穴が開いているガラスフタや、中で飼育する生体の脱走防止にスリットなしのガラスフタなど、用途によってガラスフタを変更することも可能です。

下部側面に通水穴があるものと無いものなど幅広いレイアウト・幅広い生態の飼育を想定した作りになっているのもアクロのパルダリウム水槽の特徴の一つです。

テラリウム水槽

アクロ(Aqullo)のテラリウム水槽は解放感あふれる前面ロータイプの形状が特徴で、背面から前面に向けての高低差のあるレイアウト演出が可能です。岩場から湧き出て滴り落ちる清水や森の中の水たまりの生態系を表現することができます。

ベタ用水槽

ベタのコレクションに最適のアクロ(Aqullo)水槽です。4層に水槽が仕切られているため、ケンカすることなくベタをコレクションできます。仕切り位置は固定されており、それぞれの水域が独立しているのも特徴の一つ。ガラスフタは1枚で4層すべてを覆うことが可能です。

傾斜面水槽

前面傾斜面タイプの特殊アクロ(Aqullo)水槽です。鑑賞面が傾斜面に切り取られており、上から覗き込むような新しい視点の水景が楽しめます。特に上から見た姿が楽しめる、コリドラスやプレコ、ローチなどの底棲魚、金魚などの飼育におすすめです。

六角形水槽

六角柱タイプの特殊アクロ(Aqullo)水槽です。珍しい形状の水槽のため、独創的なレイアウトを作り上げることが可能。「どの面から見ても映える」「高さを活かした」レイアウトで、その水槽の潜在能力を最大限に活かすことができます。
人と違ったアクアリウムの世界を作り上げたいと考える方にピッタリの水槽です。

「こんな機能が欲しい」を実現できるオプションパーツ

ガラス蓋落下防止テープ

 オールガラス水槽の縁に貼り付けて使用するシリコンテープで、フタ受けを使用しないガラス蓋を使用する際、ガラス蓋がズレにくくなります。ボトルアクアリウムなど湿度を保つために完全密閉させたい場合や中の生体を逃がさないために隙間なくフタを閉めたいときに有効です。フタ受けを使用しなくても済むため、蓋周りを超シンプルにレイアウトすることが可能になります。
全長2.1m、4mm幅のシリコンテープです。水槽のサイズに合わせて切り貼りして使用が可能。

水槽ガード シリコンカバー

オールガラス水槽の「ガラスの縁にいろいろ掛けると滑りやすい上にガラスが傷つく」という悩みを一発で解消してくれるのがこの商品。シリコン製水槽ガードです。乳白色で目立たないこのカバーを水槽の縁にはめるだけで、割れやすい水槽の縁を保護し、照明やフィルターなどの機材とガラスが直接干渉するのを防いでくれます。知らぬ間に水槽の縁が欠けていて、触って怪我をするなんてことも防いでくれる優れものなのです。

アクロ専用フタ受け

ガラスフタがピタッとハマって安定する上に、安い。というこのアクロ専用蓋受け。フタ受けをなくしたり割ってしまったりということが割と結構起きがちなアクアリストの方も多いのではないでしょうか。予備パーツとして買いやすい価格。そしてフタを受ける面積の長いデザインはアクロユーザーの満足度が非常に高いのです。

プロテクションマット

アクロ水槽の価格を極限まで削るために水槽に付属のマットは接地面保護機能のみの厚みのものになっています。それでも十分機能はするけれどもっと厚みがあってより安心感をプラスしたい方にオプション的に購入可能なマットがこのアクロのプロテクションマット。アクロのみならず他の水槽設置の際にも役に立つスタンダードサイズを取りそろえているのも魅力です。90cm以下のサイズは全て1000円以下で購入可能なのもさすがアクロと言われる所以ですね。

charm「中の人」イチオシアクロ(Aqullo)水槽

スーパークリア アクロ90Sスリム(90×30×36cm)

カージナルテトラが泳ぐ草原レイアウト

charmレイアウター:Aさんのイチオシは90cmのスリム水槽。60水槽から次のステップで水槽レイアウトを楽しみたい人にはまさにおすすめの水槽。現実的な部分を語ると、総重量が重すぎないので一般家庭での設置が可能という点がかなり大事です。そして自宅で管理するには水槽自体が大人の男性一人で何とか持てる重さも重要。
また60cm水槽からのステップアップとして、60cm水槽で使用していたのフィルター等の用品が使えるのも手を出しやすいポイントです(ただしライトは買い替えになります)。そして何より60cm水槽では表現しきれない横に広がるレイアウトが可能になるのでレイアウトの幅がぐっと広くなりさらにアクアリウムの魅力を味わうことができます。

アクロ スーパークリア パルダリウム水槽

極力世界観を遮らないパルダリウム水槽

社内アクアリストの一人:Mさんのイチオシはオールガラスケージ「アクロ スーパークリア パルダリウム水槽」。
アクロ水槽の企画段階から関わったからこそ、このパルダリウム水槽が他の追随を許さない程度にお勧めできるクオリティであるということを声を大にして言えるそうです。一番のこだわりはパルダリウムの美しさが際立つ余計な凹凸やフレームを使わない設計がとにかく素晴らしいこと。

そして最大の特長はフタの構成なんだとか。パルダリウム植物は種類によって好む湿度が異なり、通気が必要な種類も少なくありません。多くのケージで採用されているメッシュタイプの通気口だと、メッシュそのものが通気が不十分だったり、メッシュの位置により思ったより通気ができないケージも多いです。アクロの場合は上面がガラスフタですので、通気が必要ならフタを外したり、ずらしたりでき、植物の種類に合わせて簡単に環境づくりができるようになっています。

また、上面がガラスフタになっていることで、パルダリウムで今までなかった植物が飛び出るようなオープンスタイルにしたり、加湿器タイプのミストシステムやポンプなども導入しやすく、植物や生体合わせてさまざまな調整ができるのが魅力です。
さらに前面に排水穴のおかげで加湿にならないような排水もシステムも可能です。
(現在パイプが接続できる仕様を制作中とのこと)
どんな飼育スタイルでも使えるまさに理想的なパルダリウムケージです。

あえて弱点を言うなら、前面の扉の隙間から、ピンヘッドサイズのイエコやショウジョウバエが逃げてしまうこと。また、視界を遮らないシンプルデザインのため前面の扉には持ち手がないので開けるのが大変な所だそうです。

アクロ オーバーフロー水槽セット9045 スーパークリア ラオスヒノキ

濾過槽までガラスにこだわったセット。

レイアウト商材担当:Sさんのイチオシはアクロ(Aqullo)のオーバーフロー水槽セット。スーパークリアガラス採用でガラスの透明度が高いだけでなく透明シリコンを採用しているのが魅力とのこと。他メーカーではブラックシリコンを使用していることが多く、透明シリコンが良い人には最高の商品なんだとか。また水槽台の質感がナチュラルで、一般家庭にも違和感なく置けるのも魅力の一つ。ろ過槽の広さもさることながらろ過槽までスーパークリアガラスを採用しているものおすすめポイント。水槽台は組み立て済みでオーバーフロー用の台座も接続済み。初めてオーバーフロー水槽を扱う方も安心です。そして何より、値段が驚くほど安い。その分の水槽予算を他のアクアリウム用品に充てられるのも非常に魅力的。

スーパークリア クロスカット 六角形水槽 対角52/六面26×H45cm/8mm

六角形水槽にファイヤーテトラが泳ぐ

社内の女性アクアリスト:Kさんのイチオシはアクロの六角形水槽。この特殊な形の水槽はレイアウター泣かせながらも、しっかり作り込むと奥行が出て水草や魚を色々な角度から見て楽しむことができるのが魅力なんだとか。
ただ、どこから見ても良いレイアウトを作るのは相当な熟練者じゃないと難しく、上級者向けの水槽であることは間違いありません。憧れるけれど、手を出すのには勇気が要る、試金石的な存在です。

アクロ60 スーパークリア 60×30×36cm

見よ、この透明度を。

charmの生体部署の古参社員:Yさんのイチオシは超王道の「アクロ60 スーパークリア」。ずっとノーマルガラスでアクアリウムを行ってきて、スーパークリアガラスの60cm水槽を初めて使用したときの感動を皆さんにも味わってほしいとのこと。そしてこのガラスのクオリティでこの価格は安いの一言。とりあえずのノーマル水槽から卒業して、レイアウト水槽としてのスーパークリアガラス水槽を手にした時はアクアリウムの階段を一段上がったような気持ちになるでしょう。

生産終了となった幻のアクロ水槽

アクロの水槽を作り出していく中で、限定で売り出されたプロトタイプの水槽たちが多数存在します。もう販売予定はなく、市場にもごく一部のみ出回った幻の水槽です。今回はその中のいくつかを紹介します。

アクロ スーパークリア UR-design シリーズ

突飛なデザインの水槽を作りたかった、設計段階での苦悩を垣間見ることができる幻の一品。良いものを生み出すために必要なのは常にトライ&エラー。
このU字型の飼育槽は底面曲げガラス加工になっており、独特のデザインがインテリアとしての観賞価値を極限まで高めます。ただ、水槽の幅を取るため水槽台は一回り大きいサイズを用意しないといけません。また非常に不安定なデザインなので取り扱い要注意でした。

アクロ スーパークリア 両爬展示水槽

両生類や爬虫類を並べて展示するためのケージが欲しいよね、という社内の声に応えて開発された展示水槽。コレクション性の高い小型のカエルやヒョウモントカゲモドキなどの飼育が可能でした。

アクロ カーブ水槽

曲げガラス水槽最盛期に作られたノスタルジックなアクロ水槽です。角の曲げのみならず全面も緩やかなカーブを描くデザインのため水景が曲がる・歪むという声を受けて終売となった水槽です。

まとめ

皆さんどうでしたか?お気に入りのアクロ(Aqullo)水槽は見つかりそうですか?手ごろな価格で高品質な水槽をご自宅に届けることがアクロの使命。そして常にアクアリウムに遊び心と新たな挑戦を忘れないこともアクロを生み出して行く者の使命なのかなと感じました。
アクアリウムに止まらないテラリウムやパルダリウム等の新たな世界の扉を開くアクロ(Aqullo)水槽水槽のさらなる進化に目が離せません!

おまけの誰得誰が得するんだ企画

(アクアリウム素人)
黒デメキンおすすめのブラックシリコン水槽のレイアウト

・設置するライトや上部フィルター、その他配管などの器具を極力黒で統一をする
・バックスクリーンを黒のものを貼る
・流木と陰性植物の入り組んだうっそうとした感じのレイアウトにする
・あえて黒髭ゴケを生やす
・地下室やオシャレなbar、コンクリート打ち放しの部屋などに設置

見事な黒髭ゴケ水槽

魔界を再現したかのような中2病こじらせ感満載の耽美でエキセントリックなレイアウトです。

投稿者
黒デメキン

犬と馬とリクガメが好き。
友人の自宅で生まれた黒出目金を稚魚から2匹飼っている。
口癖は「自分、アクアリウムに興味がない初心者なんで」。
うっかり詳しいなんて社内で言った日には、アクアリウム知識マウントの争いに巻き込まれて不要な怪我を負わされてしまうのです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました