どうもSKです。
メダカといえば屋外飼育が基本とされていますが、屋外飼育をしていると水がグリーンウォーターになるケースが多いと思います。
今回はそんなグリーンウォーターの注意点を紹介させて頂きます。
グリーンウォーターとは?
グリーンウォーターとは簡単に言えば植物プランクトンが増えて緑色になった水です。
詳しくはこちらで紹介しているので、こちらをご覧ください。
グリーンウォーターの注意点
グリーンウォーターは正しく扱えばメダカ飼育には非常に便利です。
しかし、注意点は主に3つ挙げられます。
その3つの注意点を理解した上で程よい濃さで使用する場合、メダカ飼育だけでなく様々な生き物に対して非常に有効なものになります。
注意点1 酸欠
メダカは酸欠に強い!と言われていますが、濃すぎるグリーンウォーターは酸欠の原因になります。
酸欠になるタイミングは気温が上昇した時や急激に下がったときなど様々です。
濃すぎるグリーンウォータではメダカの様子が観察できないので、気づいた時には全滅している・・・なんてことも起きかねません。
注意点2 水質悪化
メダカは様々な水質に適応できますが、濃すぎるグリーンウォーターで飼育していて水質が急変すると全滅しかねません。
酸欠とおなじく気温が急激に上がった時や急激に下がったとき、大量の雨水が入った時など様々です。
雨が降って次の日にメダカが全滅している・・・なんてことも起きかねません。
(筆者はこれで稚魚が大量死したことがあります・・・)
注意点3 水温上昇
酸欠や水質に続き、水温もメダカは変化に強い!と言われていますが、これも注意が必要です。
グリーンウォーターは水温が上昇しやすい傾向にあるため、同じ場所においてあるのに濃いグリーンウォーターの場所だけメダカが煮えて全滅してしまう・・・なんてことも起きかねません。
グリーンウォーター対策
注意点であげた3つを起こさないためにはグリーンウォーターを濃くしすぎない対策が重要です。
いくつか方法があり、用品を使うものや水草を使うもの、生き物を活用する方法など様々です。
飼育環境にあったものを選びしっかり対策をしましょう!
対策その1 日陰づくり
簡単にできる対策として、日陰を作る方法があります。
植物プランクトンは太陽光によって増加するので、よしず(すだれ)などを用いいてほどよい日陰を作りましょう。
完全に日陰にしてしまうとメダカに良くないので、程よく日陰を作るのがポイントです。
よしずは夏場は水温上昇防止にも非常に効果的で、5℃以上差が出ます。
また、よしずは冬場も効果的で、放射冷却を防いでくれるので凍結防止にもなります。
まずはこれからやってみましょう。
対策その2 水草を入れる
水草はグリーンウォーターに必要な栄養素を吸収してくれる効果があるので、対策としては非常に効果的です。
余分な栄養素を吸収してくれるのでグリーンウォーターでメダカが見にくくなることがないほどクリーンな水を維持することもできます。
さらに、メダカを飼育する上で人工産卵床を入れている方が多いと思いますが、水草を入れれば人工産卵床を入れる必要がなくなります。
人工産卵床にコケが付着しすぎて卵が取りにくい、定期的な交換が面倒、そんな悩みも解決できます。
まだまだ嬉しい効果はあり、水温上昇防止にもなります!
ホテイ草などの浮草だけでなく、水中に入れるアナカリスなどの水草でも水温上昇防止になるので、どちらも使用するのがベストです。
ビオトープを作成するのもメダカにとっていい環境作りになります。
ホザキノフサモがグリーンウォーター抑制に効果があるという話もあります。
対策その3 タニシを入れる
なんでタニシ?と思った方もいると思います。
タニシは雑食性なのでなんでも食べます。
タライなどの壁面に生えた緑藻、メダカの食べ残しなどなど。
タライの壁面に生えた緑藻や残餌は水質悪化にも繋がっています。
ろ過摂食という水を漉し取って食べる性質があるので、壁面に生えた緑藻を食べながらアオコも除去してくれる、最強の存在と言えます。
そんなやっかいな3つの原因を対策できるのがタニシです。
日本のタニシであれば冬場も外で飼育できるのでおすすめです。
対策その4 全部
一番いいのは全部実施することです。
タライの半分はよしずで隠し、日の当たる位置にホテイ草を入れる。
よしずの下にアナカリスを入れ、残餌対策でタニシを入れる。
これがメダカにとっていい環境と言えます。
もちろん、ビオトープでメダカを飼育する場合もよしずやタニシは非常に有効です。
グリーンウォーターで飼育する場合
グリーンウォーターで飼育する場合は定期的な換水、底の掃除、酸素の供給が重要になってきます。
もちろん、クリーンな水で飼育する場合も重要ですが、グリーンウォーターの場合は特に重要になってきます。
定期的な換水と底の掃除は簡単に解決できる問題ですが、屋外で飼育している場合は酸素の供給に困ることがあると思います。
そんなときに便利なのがソーラー充電式のエアポンプです。
コンセント不要で勝手に充電されて稼働しているので、使い勝手がめちゃめちゃ良いです。
使用イメージ
まとめ
グリーンウォーターは正しい知識をつけて使用すればメダカ飼育に有効ですが、濃度が濃すぎるだけでメダカが全滅しかねません。
濃すぎると感じる前に換水を行って対策を実施してください。
対策を実施した上でも、定期的な換水、底の掃除、酸素の供給は重要になってきます。
メダカ飼育はタライと産卵床だけでも楽しめますが、メダカにとっていい環境を作るにはそこに様々な工夫をしていく必要があります。
正しい知識を身に着け、よりよいメダカライフをお過ごしください。
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