ぶっちゃけいくら?アクアリウムにかかる費用

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その他用品解説

どうも、ほにゃらら sp.です。

今回は「アクアリウムを始めるにあたってかかる費用」について、お伝えしていきたいと思います!

特に水槽を初めて立ち上げる場合、「いくらくらいかかるの?」と費用面は気になるところですよね。
今回は30,45,60cm水槽それぞれのパターンで目安をご紹介します。

さて、ひと口に費用といっても、ざっくりといえば3種類あります。

一つ目は、器具自体の費用。
これはそろえる器具そのものの費用ですね。商品の選び方とコスト感がポイントです。
性能の高いものを使用すれば、当然高くつきます。
しかし、ここで性能の良いものを選んでおくと、後々の負担が軽くなることもあります。

二つ目は、電気代。
アクアリウムって電気代かかるんじゃないか?というイメージ、ありませんか。
実際のところは……かかるのはヒーターぐらいなんです。次いで、照明でしょうか。

三つ目は、交換用パーツなど電気代以外のランニングコスト。
フィルターの交換用マットや魚のエサといった消耗品がこれにあたります。

それでは、一つずつ解説しますね。

よくある組み合わせの初期費用

ここではネオンテトラやグッピー、プラティなどの比較的初心者向けとされる熱帯魚を飼育する場合、だいたいどれぐらいかかるのか。30cm、45cm、60cm水槽でのそれぞれのモデルケースをいくつかご紹介しましょう。

ネオンテトラ
ブルーグラス・グッピー
ホワイトミッキーマウス・
プラティ

基本的に「水槽サイズ」「フィルターの種類」が決まれば、全体のおおよそのコスト感は決まります。

30cm
枠付き
投げ込み
30cm
キューブ
外掛け
45cm
枠付き
上部
60cm
枠付き
上部
60cm
オールガラス
外部
水槽
イメージ
初期費用¥3800~8300¥6600~12500¥9600~15000¥9500~18000¥13000~24000
電気代¥394~440¥763~861¥1152~1334

「水槽サイズ」が決まれば、必要なフィルター、敷くべき底床の容量、ヒーターのW数がおのずと決まるからです。

どのくらいの費用感になるのかな?という確認に役立てば幸いです。

ただし……次の点にご注意ください!製品価格は日々変動しています。
このため、最新の価格情報ではないことをご了承ください。
こちらの価格は記事投稿時点であり、2022年7月頃の価格を参考としています。

また、メンテナンスや水換えなどの管理の手間についてはここでは考慮していません。
あくまでも費用感を知るためのものとして見てください。

今回ご紹介する内容について、特記がなければ次の組み合わせを前提とします。

水槽、フィルター、照明(観賞魚用。水草向けではないもの。)、底床(大磯砂)、ヒーター

※あくまでも熱帯魚飼育用。本格的な水草の育成には、これだけでは力不足です。

基本的に最低限必要なアイテムのみの組み合わせでご紹介します。
上記以外のアイテムで必要と感じたものがあれば、適宜加味してご判断ください。

それでは、行ってみましょう!

30cm水槽+投げ込み式フィルターの場合

まずは必要最低限クラスの組み合わせからご紹介します。
とりあえず魚が飼える……そんなレベルの組み合わせです。

組み合わせ例

水槽+ぶくぶくのセット
ヒーター
照明
底床
アイテムおおよその価格の目安備考
水槽+ぶくぶく
(フィルター)セット
¥1500~2300金魚用で販売されることの多いブクブク付きのセット。
水量は12L前後です。
ヒーター¥1000~200050Wくらいが目安です。
照明¥1000~3000
底床¥300~1000このサイズの適量は1~2L程度です。
合計¥3800~8300

おおよその価格のイメージはこのくらいです。
必要最低限の観賞魚水槽であれば、商品によっては5000円以下でそろえられる場合もあります。

この例は、よくある金魚用のセットに、熱帯魚用のヒーター、照明、底床を追加した形となります。
丈夫な種類であれば、この組み合わせでも十分飼育は可能です。

水槽
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ヒーター
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照明
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底床
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30cmキューブオールガラス水槽+外掛け式フィルター の場合

先ほどの例でもグッピーやテトラなどの丈夫な熱帯魚は飼育できますが、そのままでは見た目に少し難があると感じる方もいらっしゃるかもしれません。

そこで、フレームレスの30cmキューブ水槽+外掛け式フィルターの組み合わせで、ある程度インテリアとして映えるレベルの基本的な例がこちらです。

組み合わせ例

水槽
外掛け式フィルター
ヒーター
照明
底床
アイテムおおよその価格の目安備考
水槽¥2000~3000水量は24L前後です。
フィルター¥1000~2000
ヒーター¥2000~300080Wくらいが目安です。
照明¥1000~3000
底床¥600~1500このサイズの適量は3L程度です。
合計¥6600~12500

ある程度インテリアとしての見栄えが欲しい となると、だいたい6000円から1万円を超えるぐらいになってきます。
30cmキューブ水槽では最もベーシックな組み合わせの一例となります。

水槽
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フィルター
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ヒーター

※30cmキューブ水槽に用いる場合、50Wでは出力不足です。
80W程度のものを選んでください。

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照明
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底床
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45cm水槽+上部式フィルターの場合

30cm水槽では狭い、とはいえ60cm水槽はスペースの都合上置けない……
そんな場合の組み合わせです。

なお、「45cm水槽」+「上部式フィルター」+「照明」を組み合わせたものが各社から販売されており、その一式セットを用いればアイテム選びに迷うことがありません。

これにヒーターと適量の底床を足してあげましょう。

水槽セット
(水槽+上部式フィルター+照明)
ヒーター
底床
(30cm水槽用を2袋)
アイテムおおよその価格の目安備考
水槽セット
(水槽+フィルター+照明)
¥7000~10000水量は35L前後です。
ヒーター¥2000~3000100Wくらいが目安です。
底床¥600~2000このサイズの適量は4L程度です。
30cm水槽用が2袋必要な場合があります。
合計¥9600~15000

選ぶ製品にもよりますが、1万円前後でそろいます。
なお、45cm水槽用にぴったりの容量で底床が販売されていることはなかなかありません。
30cm水槽用が2袋必要となることが多くあります。

水槽セット
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ヒーター
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底床

※45cm水槽の場合、底床は30cm水槽用を2袋必要になることが多くあります。

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60cm水槽+上部式フィルターの場合

はじめて熱帯魚を飼育する上で、おそらく最も標準的な組み合わせです。

「60cm水槽」+「上部式フィルター」+「照明」を組み合わせものが各社から販売されています。
その一式セットを用いればアイテム選びに手間がかかりません。ヒーター同梱のセットもあります。

一式セットがあればあとは適量の底床を足してあげましょう。

水槽セット
(水槽+上部式フィルター
+ヒーター+照明)
底床
アイテムおおよその価格の目安備考
水槽セット
(水槽+上部式フィルター+ヒーター+照明)
¥8000~15000ヒーターは入っていないものもあります。
入っていない場合は別途追加が必要です。
底床¥1500~3000このサイズの適量は9L程度です。
合計¥9500~18000
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60cmオールガラス水槽+外部式フィルターの場合

ある程度インテリア性を重視して熱帯魚を飼育したい場合、おそらく最もスタンダードな組み合わせです。

今回は、60cmフレームレス水槽の定番ともいえる「アクロ60」、60cm水槽用外部式フィルターの定番「エーハイム 2213」の定番コンビを軸に組み合わせてみます。

本格的にアクアリウムに取り組む上では最もスタンダードな組み合わせで、ほとんどすべての熱帯魚の飼育に対応できます。

ヒーターは150~200Wのものが適します。

水槽
外部式フィルター
ヒーター
底床
照明
アイテムおおよその価格の目安備考
水槽¥2500~4000
外部式フィルター¥4500~10000
ヒーター¥2000~3000150~200Wくらいが目安です。
底床¥1500~3000このサイズの適量は9L程度です。
照明¥2500~4000
合計¥13000~24000
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水草レイアウトもやるならこの組み合わせ

将来的に水草レイアウト水槽へのステップアップを検討している場合は、この組み合わせをベースにすると一番安く済みます。
他の組み合わせに比べ、製品の買い替えがあまり発生しないためです。

この組み合わせから水草水槽に対応する場合は、底床をソイルに変更し、CO2添加器具を追加すれば水草レイアウト水槽にも対応できます。

魚の観賞目的であれば、照明は明るければ何でも良いです。
しかし、水草を育てる場合は60cm水槽で3000lm以上のものを選ぶと良いでしょう。

ソイル
CO2添加器具
水草育成用照明
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よくある組み合わせはこんなところでしょうか。
器具をそろえる前に、だいたいどのくらいかかるの?という費用感の確認になれば幸いです。

また、水槽を設置するための「水槽台」や、メンテナンスに必要なアイテム類はまた別途準備が必要です。

水槽の置き場所

水槽の設置には、専用の水槽台を利用するのがベストです。

水槽の重量はおよそ「水槽の自重」+「底床の量」+「水の量」で決まります。
30cm水槽でも15~30kg程度、60cm水槽では70~80kg程度になります。
水槽使用が想定されていない棚では耐えきれず、破損の原因になることがあります。

そのため、テーブルやラックなどに設置する場合は注意しましょう。
30cm以下の小型水槽なら設置できる場合もありますが、基本的には水槽台への設置をおすすめします。

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水槽台に関しては、サイズよりも材質でおおよその値段が決まります。

金属製のフレーム系の水槽台であれば3000~5000円程度
木製のおしゃれな製品であれば6000円以上と見積もっておくと良いでしょう。

適正サイズの水槽を1個置くだけであれば、お好みで選んでいただいて問題ありません。
むしろ、インテリアとしてのデザイン性をどれだけ重視するかによるのではないでしょうか。

テーブルへの設置について

基本的にはあまりおすすめできません。
とても小さなグラスアクアリウム程度であれば、設置できるといえばできますが、30cm程度の小型水槽でさえもテーブルが歪んでしまうリスクがあります。

できれば水槽台を利用する方が安心です。

ラックへの設置について

こちらもあまりおすすめできません。
ラックでは水槽の重さに耐えられる強度が足りず、破損の原因となってしまいがちなためです。

特に、ワイヤーラック+オールガラス水槽の組み合わせは大変危険です。
直接設置してしまうとガラス面均一に重さが分散されず、一部の点にだけ過剰な負荷がかかります。
この状態が続くと、最終的に水槽が割れてしまうことがあります。

どうしても設置したい場合は、水槽の下に1~2cm程度の厚みのあるベニヤ板やコンパネなどを敷くことでこの負荷は分散されます。

できれば水槽台に設置する方がリスクがなく安心です。


メンテナンスアイテム

ここまでご紹介した製品をそろえれば、まずは飼育を開始することができます!
しかし、日々のメンテナンスは別途必要です。

メンテナンスに最低限必要なアイテムは次の通りです。

これさえあれば便利
  • バケツ
  • 水換え用ホース
  • コケ取り(スクレイパー)
バケツ
最低でも20L以上は欲しいところ。
水換え用ホース
プロホース系が扱いやすいです。
コケ取り用品
厄介なコケの除去に。
アイテムおおよその価格の目安備考
バケツ1000~1500円20L以上がオススメ。
それ未満の容量では扱いにくいかもしれません。
水換え用ホース700~2000円プロホース系が最もオススメです。
コケ取り用品100~4000円対策したい場面による価格差がかなり大きい。
特にこだわりがなければ800円程度のものでOK。
合計1800~7500円※コケ取り用品を800円とした場合、
2500~4300円程度

コケ取り用品は場面によって商品の選択肢が非常に多くあります。
このため、製品価格も大きく開きがありますが、800円前後の価格帯に扱いやすい製品がそろっています。特別なこだわりがなければ、こちらから選ぶと良いでしょう。

メンテナンスに必要なアイテムも一式でそろえる場合、トータルで2500~4300円程度を見積もっておくと良いでしょう。
最安価格から選べば、2000円以下でそろえることもできます。


ランニングコスト

電気代

熱帯魚の飼育には何かと電気代がかかりがちなイメージがありますね。
しかし、意外にも電気代はさほど高いとはいえません。
まずは、水槽の維持に必要な各製品のW数を見てみましょう。

また、各製品の運転時間は次の通りとして電気代を計算しています。

フィルター:24時間
フィルターは常に運転させておく必要があるため、24時間フル稼働となります。

照明:8時間
照明は使用環境によって時間が変わってきます。
アヌビアスなどの丈夫な水草が入っていて、なるべくコケを生やさずに管理する場合を想定します。
この場合の標準的な使用時間として、今回は8時間を想定します。

ヒーター:8時間
これも設置環境によって変わりますが、ここでは1日あたり8時間程度の通電を想定します。

ヒーターの通電時間は設置環境の室温によって左右されます。
設置環境の室温がヒーターの設定温度より低ければ低いほど、通電時間は長くなります。
設置環境の室温がヒーターの設定温度とほぼ同じであれば、通電時間は短くなります。
(設置環境の室温がヒーターより高い場合は、ヒーターを設置している意味はありません)

水槽サイズごとの各製品の
おおよその消費電力

30cm水槽45cm水槽60cm水槽
フィルター3~5W4~7W6~12W
照明2~3W6~12W10~20W
ヒーター50W100W150W
合計55~58W110~119W166~182W

1カ月当たりのおおよその電気料金
(1kWh単価 27円で計算)

30cm水槽45cm水槽60cm水槽
フィルター¥58~97¥77~136¥116~233
照明¥12~19¥38~77¥64~129
ヒーター¥324¥648¥972
合計¥394~440¥763~861¥1152~1334
計算方法

1カ月当たりの電気料金の求め方は

「消費電力(W)」×「運転時間(h)」/ 1000(kwhに変換) × 「1kwh当たりの電気料金(27円前後)」 × 「30(日)」

で求めることができます。

1kwh当たりの電気料金は、ここでは全国家庭電気製品公正取引協議会が提示している電力料金の目安として27円としています。
契約プランによって変動があります。必要に応じて読み替えてください。

以上を踏まえると、標準的な使用において30cm水槽ではひと月当たりワンコインでお釣りが来ます。
60cm水槽でも、水槽1個当たり1500円を超えることはあまりないといえるでしょう。

この結果はあくまでも目安です。
極端に室温が低い環境に設置していたり、12時間以上の長時間照明を点灯したりするといった特殊な条件下ではまた変わってきます。標準的な使用条件下での目安としてお考えください。

また、この表からは電気料金の大部分はヒーターが占めていることも分かります。
金魚やメダカなどヒーターを必要としない種類であれば、さらに安く済ませることもできます。


ここまで製品自体の価格、電気料金以外と見てきました。
他にコストがかかるのは、「フィルターの交換」や「魚の餌」が主なものとして挙げられます。
こちらもランニングコストとなります。

フィルターの交換について

「外部式フィルター」「上部式フィルター」は物理ろ過に用いる「ウールマット」の交換が必要です。
交換のタイミングは、1~3カ月に1回程度です。

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「外掛け式フィルター」は、本体は安価なのですが、専用ろ材の交換が基本的に必要です。
適合品は製品パッケージに記載があると思いますので、記載されているものを購入しましょう。
交換のタイミングは、1~2週間に1回程度です。

外掛け式フィルターに関しては、こちらの記事も参考にしてみてください。

ウールマットの交換コストを0に!?「ゲルシート/ゲルマット」

ゲルシート
ゲルマット

ゲルシートやゲルマットは、上部式フィルターや外部式フィルターの管理においては革命的なアイテムです。

通常、ウールマットは定期的に交換しなければなりません。
そこで、ウールマットの代わりにこれらを採用することで、同等の役割を果たすばかりか
耐久性が非常に高いため、洗って繰り返し使用することができます。
使用環境にもよりますが、条件が良ければ1年ほど使えることもあります。

ウールに比べると多少値が張りますが、長い目で見るとこちらの方がコスパ的に優位かもしれません。
最初だけフィルターに付属していたマットを使用し、2回目以降はこちらに切り替えると良いでしょう。

餌について

人工飼料を食べてくれる種類であれば、比較的低コストで済みます。

魚種や個体によっては生きた餌しか食べないものもいます。
それらを飼育する場合には、それなりに餌代がかさむことを覚悟する必要があります。

餌の種類とコスト感

人工飼料
最も無難な選択肢。
基本これでOK。
一部の魚種で食べないものがいます。
冷凍飼料
生きた餌を冷凍したもの。
生餌の食感に近く、人工飼料を食べない個体でもこちらなら食べることがあります。
生き餌
文字通り生きた餌。
魚や虫など、生体に合わせてさまざまな種類があります。
生き餌しか食べない生体も。

基本的には、生き餌>冷凍餌>人工飼料の順にコストがかかります。

グッピーやプラティ、テトラなどの初心者向けと言われる熱帯魚の多くは、人工飼料のみで問題なく飼育できるのでご安心ください。
繁殖させたいなどの特別なこだわりがある場合を除き、基本的には人工飼料で全てOKです。

アロワナ・ポリプテルスなどの大型肉食魚、シクリッド類、フグ類餌をより好みする傾向があります。

餌の容量の選び方

通常は容量が多ければ多いほど割引率も高くなります。
できるだけ大容量のほうがたくさん入っていてお得!……に見えがちですよね。

魚の数が少ないなら、
こちらでいいかも。
魚の数が過密気味なら、
容量が多い方が
素直にお得かも。

しかし、実はそこに落とし穴があります。
飼育数がよほど多いのでなければ、実は少量パックを複数個買ったほうが長い目で見てお得です。
というのも、観賞魚用の飼料は一度開封してしまうと賞味期限に関係なく「酸化」が始まるためです。

賞味期限内であったとしても、「酸化」が進んだ餌を与えると内臓系疾患や、エロモナス系の感染症の発生率が高まるといわれています。

このため、人工飼料は賞味期限に関係なく、開封後は3カ月以内に使い切ることが望ましいです。

小分けパックであれば3カ月以内に使い切ることができ、このリスクを考慮しなくて済みます。
もちろん、飼育数が多い場合は大容量の製品を買ったほうが素直にお得です。

結論として、1袋を3カ月以内に使い切れるか?を判断材料として餌を選ぶと良いでしょう。


ぶっちゃけいくら?アクアリウムにかかる費用 まとめ

  • 水槽はオールガラスのほうが、枠付きよりもコストがかかります。
  • フィルターは外部>上部>外掛け>投げ込みの順でコストがかかります。メンテナンスの頻度は逆順になります。
  • 安さを追求しすぎると、外観やメンテナンスにシワ寄せが来ることがあります。
  • 電気料金はヒーターが一番かかります。ヒーター以外はさほど高額ではありません。
  • フィルターは本体価格だけでなく、メンテナンス頻度も加味して選びましょう。
  • 餌は大容量を一袋よりも、少量を複数買うほうがおすすめです。

アクアリウムを始めるにあたって、費用はどのくらいかかるの?と気になると思います。

記事をお読みになって、「意外と高いなあ」あるいは「意外と安いのね」とどちらの感想もあるのではないでしょうか。今回、主なパターンをひと通りご紹介しました。コスト面から水槽の立ち上げを判断する場合の参考になれば幸いです。

投稿者
ほにゃらら sp.

福島県産のワイルド個体。
ロカリティの詳細は残念ながら記録がない模様。
アクアリウム歴はだいたい20年くらい。
「同属内で多様なバリエーション」が好き。若干コレクター気味。
つまりコリドラスや、ミクロソリウムが最高。ということですね。

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