どうも、ほにゃらら sp.です。
コリドラスはざっくりと大別すると、「ショートノーズ」「セミロングノーズ」「ロングノーズ」「ラウンドノーズ」「ミニコリ系」「エレガンスタイプ」の6グループに分けることができます。
今回はこのうち、「ショートノーズ」についてまとめました。
コリドラスの基本形
「ショートノーズ」はコリドラスの基本形ともいえるグループです。
単に“コリドラス”という場合、このグループを指すことが多いでしょう。
ノーズ(口吻)が比較的短めのグループで、大半の人気種はこのグループに属します。
ショートノーズは基本形であるため表記上は省略されることが多いですが、区別が必要な場合は「SN」と記載することもあります。
コリドラスの中で最も種数が多く、コレクション性が非常に高いグループともいえるでしょう。
初心者から上級者まで楽しめるグループです。
ショートノーズ系のみどころ

- ころころとした体形で愛らしい
- 比較的水質の変化に強く、飼いやすく丈夫な種が多い
- 入荷が安定しており、入手しやすい種が多い
- 種数が多く、集めて楽しい
ころころとした体形で愛らしい
丈夫で飼いやすい
コリドラスは基本的に、水質はさほど気にしなくとも問題はありません。
どちらかといえば弱酸性を好みますが、多少弱アルカリ性に傾いても平気です。
したがってろ材は特に選好みせず、フィルターに初期付属のろ材をそのまま利用すればOKであることがほとんどです。
アドルフォイ、メタエ、パンダなど、一部の種では弱酸性に偏った水質を特に好むものもいます。
発色をより良く仕上げたい場合には、水質を弱酸性に傾けるろ材を使用すると良いでしょう。

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入手しやすい
いくつかの種類では商業的に養殖が確立しており、欲しい!と思ったときに入手できる種が多いのも、ショートノーズ系の魅力です。
近年ではホームセンターでも広く見かけるようになりました。
状態が良く飼育しやすい個体の入手には、専門店での購入がおすすめです。
集めて楽しい
コレクション性の高いコリドラスの中でも、最も種数が多いのがこのショートノーズ系です。
多種多様な色彩・個性を持っているので、きっとお気に入りの種が見つかることでしょう。
数百円で購入できるものもいれば、数万円を優に超えるものもいます。
チャームに過去入荷が見られた種だけでも、ショートノーズ系だけで総勢150種近くにのぼります。
金額だけでなく、その奥深さは計り知れません。
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飼育のポイント
ショートノーズは最も標準的なコリドラスです。
コリドラス飼育の基礎基本が詰まっているといっても良いでしょう。
一般的な熱帯魚の飼育が可能な設備がそろっていればそれでOK。
底床を目の細かい砂に変えてあげれば、完璧です。
コリドラスの飼育において、基本的に水槽サイズは問いません。
ポピュラーなショートノーズの種を1匹飼うだけであれば、30cm未満の水槽でも十分飼育は可能です。
しかし、コリドラスはそのあまりに多すぎるバリエーションから、ついついコレクションしたくなってしまうもの。できれば、60cm以上の水槽で始めるのが良いでしょう。

フィルター、照明が付いたセットなら、より安心して始めることができますね。

ショートノーズ系コリドラスは水質に敏感ではない種がほとんどです。
外掛け式、上部式、外部式の3種からであれば、どれを選んでも問題ありません。
水槽サイズが30cm以下の場合は外掛け式、45cm以上の場合は上部式か外部式がおすすめです。
枠付き水槽なら上部式、オールガラス水槽なら外部式を選ぶと良いでしょう。

一般的な熱帯魚と比較して、コリドラスが唯一注文を付けてくるポイントです。
田砂に代表される目の細かい砂は、コリドラスと相性が良い定番の組み合わせです。
田砂の砂粒はほどよく細かいうえに角が丸く、コリドラスのデリケートな髭を傷つけない点が評価されています。
他にも、“ほどよく細かく、粒の角が丸い”砂であればコリドラスと好相性です。相性の良い組み合わせを探してみましょう。

コリドラスが好む水温は、種によって多少の差はありますがおよそ22~27℃の範囲を好みます。
20℃を下回ると、状態を崩してしまいます。
日本の気候で飼育するためには、基本的にヒーターは必要です。
水槽サイズに合ったW数の製品を選びましょう。
おすすめの4種
コリドラスはさまざまなエサを食べますが、特に有用なものをピックアップすると次の4種です。
コリドラスに与える餌と言えば、専用飼料となるコリドラス用タブレット、通称:「コリタブ」がまず思い浮かびますね。
ショートノーズのコリドラスに関しては、このコリタブを主食として与えてOKです。
個体サイズや混泳魚との兼ね合いによっては、沈下性の顆粒餌を与えるのも有効です。
嗜好性が高く、大変食いつきの良い生の虫エサです。
解凍して与えるだけなので、使い勝手も良いです。
普段はタブレットや顆粒餌を与え、週に1回くらいこちらを与えるとコリドラスが喜んでくれます。
圧倒的に成長スピードが上がり良く太るため、早く大きく成長させたい場合に大変有効です。
繁殖を狙う場合は、赤虫を中心に与えてもOKです。

導入直後や病気後の体力回復、繁殖に体力を付けるといった目的で与える場合、これを超えるエサはありません。
極めて嗜好性が高く、赤虫と同等かそれ以上に成長に有効です。
繁殖を狙う場合にも大変有効です。
ただし活きたものは取り扱いがやや難しく、イトミミズ専用でキープする水槽も必要です。

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ショートノーズのコリドラス まとめ
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