どうも、ほにゃらら sp.です。
今回紹介するのはコリドラス・シパリウィニ。
スリナム原産の希少なコリドラスです。
メタリックに輝くボディに、太いジャンクションラインが1本入ります。
似た柄を持つ種は少なく、色彩面でも珍しいコリドラスといえるでしょう。
コリドラス・シパリウィニとは
生物学的情報 | |
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名前 | コリドラス・シパリウィニ |
学名 | Corydoras sipaliwini |
分類 | ナマズ目カリクティス科コリドラス亜科 |
食性 | 雑食 |
ノーズ | ラウンドノーズ |
柄 | ボエセマニー系 |
分布 | スリナム – スリナム沿岸河川流域 |
飼育要件 | |
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飼育しやすさ | ★★★☆☆ 標準 |
入手しやすさ | ★☆☆☆☆ かなり珍しい |
混泳しやすさ | ★★★★★ とても混泳向き |
最大体長 | 5cm程度 |
適正水温 | 22~25℃ |
pH | 生存可能:5.5~8.0 適正範囲:6.5~7.0 |
備考 | 導入時に注意 臆病で食が細め |
コリドラス・ボエセマニーはスリナム原産のコリドラスです。
スリナムのコリドラスといえばマニア憧れの希少種が多く、本種もその一つです。
本種は同じく希少種として知られるボエセマニーが輸入される前年に輸入された種で、ワイルド個体の入荷は極めてまれです。
そんな希少なシパリウィニは近年になってブリード個体の流通が見られるようになってきました。
希少なコリドラスのブリード個体が増えて、入手しやすくなってくるとコリドラスファンにはうれしいところですね。
ブリード個体とはいえ、流通量が特段多いわけではありません。
見かけた時が買い時となるのは変わりません。
本種の飼育に関しては、ラウンドノーズ系ということだけあってロレトエンシスやボエセマニーに近い部分があります。
性格はロレトエンシスに、水質はボエセマニーの好みに似ています。
硝酸塩の少ない新しい水よりも、ややこなれて落ち着いた水質を好むようです。
他のコリドラスと比べるとやや臆病で食が細い面がありますので、気の荒い魚との混泳は避けた方が良いでしょう。
小型種なので、底床にはできるだけ田砂などの粒の細かい底床を採用したいところです。
最初だけ水質の変化には敏感ですが、一旦落ち着いてしまえば寛容です。
最初の水合わせさえじっくり時間をかけて行い、安定した環境の維持と必要に応じた水換えを心がけていれば、落ち着いた後はあまり小難しく考えなくとも基本だけで問題なく飼育できます。
シパリウィニ似のコリドラス
コリドラス・ボエセマニー
学名:Corydoras boesemani
スリナム原産のコリドラスです。
美しく、ワイルド個体の流通が少ないことから、珍コリとして人気の種です。
スリナムの奥地に生息することから日本へはプライベート便での輸入されるのみで、幻のコリドラスとして珍重されてきました。
ラウンドノーズに太く良く目立つジャンクションとアイバンド、尾ビレや背ビレ、肩口のメラニンパターンは他種には無い可愛らしさを持っています。
有用なアイテム
おすすめの組み合わせは次の通りです。
水槽 | フィルター | 底床 | 餌 |
---|---|---|---|
30~90cm | 外掛け、上部、外部 | 砂 | タブレット、顆粒(沈下性) |
30cm水槽以下であれば外掛け式、それ以上のサイズの場合は上部式か外部式がおすすめです。
冒頭にも述べた通り、底床には基本的に目の細かい砂を敷きましょう。
コリドラスの専用タブレット、または沈下性の顆粒フードがおすすめです。
ラウンドノーズ系コリドラスは、導入初期にやや弱さを見せます。
したがって水合わせは念入りに行ったほうが良いでしょう。
コリドラス全般に共通する基本的な性質については、コリドラス共通ページをご覧ください。
▼こちらも参考
混泳について
コリドラス同士であれば基本的に問題ありません。
コリドラス以外の魚種と混泳させる場合には、一般的なテトラやラスボラ等の小型魚であれば混泳は可能です。
比較的多くの魚種との混泳が楽しめますが、自慢のヒレにいたずらされないような魚を選びましょう。
できるだけリスクなく混泳させる場合は、コリドラス同士の混泳を楽しむのが安全です。
シパリウィニは貴重な種であるため、絶対にリスクを避けたい!という方は単独飼育がおすすめと言えます。
本種に興味を持っていただけるということは、貴方は既にコリドラスのマニアか、その素質を持っているはずです!
ぜひレアコリ・珍コリ 色々集めて自慢しましょう!
コリドラス・シパリウィニ まとめ
コリドラス・シパリウィニ。
マニア憧れのスリナム原産のコリドラスの一種です。
メタリックボディに入る太いジャンクションラインが特徴的で、似た模様を持つボエセマニーとの関連性がうかがえます。
ワイルド個体の入荷は極めてまれですが、ブリード個体の流通が見られるようになりました。
以前より入手しやすくなっているのは嬉しいところです。
本種に関する詳細な繁殖方法は不明ですが、少なくともブリード個体が出回っているということは繁殖には成功している証でもあります。
希少なコリドラスのブリードにチャレンジしてみるのもまた、醍醐味といえるでしょう。
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