みなさんこんにちは、Tです。突然ですが、透明なものはお好きですか?映画やアニメなどで透明なキャラクターを目にすることも多いですよね。それらに憧れて、何度「透明になれたらいいのに!」と思った事やら…。創作の世界だけの話かと思ったら実在するんです。今回は、「透明な熱帯魚」特集。ぜひ、最後までお読みください
透明な熱帯魚をPickup
まずは透明な熱帯魚たちをご紹介!
トランスルーセント・グラスキャット
学名:Kryptopterus vitreolus
Kryptopterus bicirrhis
熱帯魚好きの方ならだれでも「透明な熱帯魚っているの?」と聞かれればまずこちらを連想するのではないでしょうか。タイ、マレーシア原産のナマズの仲間です。全長約8cm。ナマズの仲間にしては珍しく、中層を遊泳圏です。非常に温和のため混泳にも向いており、良く群れる性質なので数匹導入すると美しい群泳を見る事ができます。
インディアングラスフィッシュ
学名:Chanda ranga
Parambassis ranga
Parambassis lala?
インド、ミャンマー原産のグラスフィッシュです。ラージ・グラスフィッシュなどと同じ仲間で、グラスフィッシュの中でも比較的ポピュラーな種です。他のグラスフィッシュに比べやや黄色味を帯びた透明な体が特徴的で、背ビレの先端や腹ビレが黒くなる点で区別がつきます。
ミクロラスボラ・ブルーネオン
学名:Microdevario kubotai
(旧名: Microrasbora kubotai)
タイ南部原産の小型のコイの仲間です。ミクロラスボラ・ナナ(Microrasbora nana)と共に1999年に新種として記載され、その美しさから一躍人気美魚となりました。透明感のあるグリーンの体色と体側のメタリックグリーンが非常に美しい種で、学名の“kubotai”は、この魚を発見したタイ在住の日本人シッパーの久保田氏にちなんでいます。飼育は水質にデリケートな部分を見せますがそれは導入時だけで、一度落ち着いてしまえば丈夫な魚です。水槽内を活発に泳ぎ、やや暗めのシダなどを用いたレイアウトで非常によく映えます。
ペルーグラステトラ
学名:Leptagoniates pi
Phenacogaster pectinatus?
全長4cmほどのペルー産のカラシンです。2003年に紹介され、ガラスのように透き通った体は、数多くいる透明系の魚の中でも抜群の透明感をもちます。銀に輝く内臓と尾ビレ付け根の黒スポット良く目立ち、菱形のやや体高のある体型から“トライアングルテトラ”等とも呼ばれています。
チャンドラマラ・キャット
学名:Chandramara chandramara
Rama chandramara
インド・バングラディッシュ原産、全長5cm程の小型のナマズです。透き通った体と寸胴な体型が特徴的で、大きな瞳は非常に愛嬌のある顔をしています。底層をホバリングしながら泳ぐことから、ゴールデンホバリングキャットとも呼ばれます。飼育は白点病に注意すれば容易です。エサは人工飼料も食べますが赤虫などの生餌を好みます。
グラスゴビー
学名:Gobiopterus chuno
東南アジアに広く生息する小型のハゼです。全長2.5cmほどと非常に小型の可愛らしい種です。
川だけでなく、都市部の池や水田の水路など様々な環境でみられるようです。落ち着いた個体は体色が黄色く染まります。オスでは目の下に黒いバンドが現れ、ハゼらしい厳つい顔つきになります。小さな魚なのでエサには、沸かしたてのブラインシュリンプや人工飼料の細かくしたものを与えましょう。同種間では若干小競り合いをしますが特に問題になりません。とても小さな種類なので混泳の際はタンクメイトに注意が必要です。
入荷していたらラッキー! 激レア魚種
ローズフレームグラス・エンゼル
学名:Gymnochanda verae
Chanda vera
カリマンタン島の北西に位置するナトゥーナ諸島原産のグラスフィッシュの仲間です。2011年8月に突如輸入された本種ですが、その美しさから再輸入が待ち望まれていました。オスでは各ヒレが伸長し、その名の通り真紅にふち取られた姿は非常に優雅な美しさを見せます。本種に関する詳しい情報は少なく、詳細は不明です。性格は温和で水質に一度なじむと非常に丈夫で飼育も容易になります。導入初期は人工飼料に餌付きにくく痩せやすいため、ブラインシュリンプ等を与えるとよいでしょう。
スレンダーグラスフィッシュ
学名:Ambassis natalensis?
インド原産のグラスフィッシュです。他のグラスフィッシュに比べやや細身の体を持ちます。しっかり色の出た個体は体色がやや黄色く色づき、特に第一背ビレと尾ビレは黄色く染まるのが特徴です。背ビレの外縁部には黒い発色が見られますが、外見的特長が少ないため良く似た種との判別は難しく同定は困難です。飼育はやや塩分の入った水を好むようで、人工飼料にも餌付きますが生餌を好みます。
ダニオネラ
学名:Danionella sp.
Danionella translucida?
Danionella mirifica?
ミャンマー、タイ原産の小型のコイの仲間です。何かの稚魚と見間違うほどのサイズの超小型種で、以前は世界一小さな脊椎動物とされていたほどです。透明な体は食べたエサまで透けて見え、飼い込むと脊椎を中心にうっすらと黄色からグリーンの発色を見せてくれます。この魚は群泳させることで本当の美しさを発揮します。全長約1.5cmと非常に小さな体格なので、混泳相手には注意が必要です。
チャームスタッフに取材!透明な熱帯魚が映えるレイアウトとは?
まさに 透明感が溢れている 熱帯魚たち。彼らの魅力を最大限に引き出すにはどうしたらよいのでしょうか?チャームのスタッフに聞いてみました。
編集長 Sさんの提案
アクアラシックの編集長のSさんから頂いた提案はド定番!
「水槽内を暗い印象にし、ミクロソリウムやボルビティスなどの陰性水草をレイアウト」
です。水槽全体を落ち着いた雰囲気にすることで、透明な魚がより映えますね。
レイアウトイメージはこんな感じ! とのことです。
このレイアウトにオススメの用品・素材
では、このレイアウトを組むために必要な物を紹介していきます。
まずは黒色のバックスクリーン。これは必須です。水槽の背面のガラスに貼るとガラリと印象を変えられます。
素材もレイアウトの印象を決める大事な要素ですよね。石を使用したい時は、なるべく黒っぽい物をチョイスしたいところ。
溶岩石はいかがでしょうか。水質にもあまり影響を与えず、多孔質のためバクテリアが定着しやすい場所が多くある点も魅力です。
流木はお好きなものをお選びください。太いものはダイナミックな印象に、細いものを選べばシャープな印象になります。
形状お任せ 煮込み済み流木 各サイズ
ブルームウッド
サンゴウッド
水草
水草は、育成が簡単な陰性水草がオススメ。低栄養・低光量で育成できるので、低床選びにも困りません。中でも次の種類をピックアップしていただきました。
関連部署 Kさんの提案
お次は、関連部署のKさんからの提案。Kさんは水草・淡水魚の育成だけでなく、マリンアクアリウムにも精通している方。どんなレイアウトを提案していただけるのでしょう?
Kさんからの提案は「鉱物系の石を使ったきらびやかなレイアウト」です!編集長Sさんとは打って変わって奇抜な提案!思いつきませんでした。
オススメは緋晶石
オレンジ~赤を基調とした色合いが目を引くこの石。表面には結晶化した部分が見らるため、光が当たるとキラキラと輝きます。他の石と比べ、ミネラル分が多く含まれているため水質がアルカリ性寄りに傾きそうな予感。編集長Sさんの提案と同様、流木と組み合わせると共に広い水質に対応できる陰性水草を入れてあげると良い雰囲気が出そうですね。
まとめ
最後までお読みいただきありがとうございました。
今回の記事いかがでしたか?人とかぶらない水草レイアウトを楽しみたい!という方はぜひチャレンジしてみてください
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